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雪の断章 情熱(1985/日)ファンのコメント

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めし(1951/日)************

★4大阪の格子戸のある長屋や、東京の店玄関から居間が見える実家、線路沿いの道など、舞台が整えば映画はこれほどまでに豊かになるのだ。姪の前で笑い転げる際のの表情、憎めない上原ら役者も秀逸。ラストも映画的にはあれで良い。あれだから締まった。 (ナム太郎)[投票(2)]
★4小津作品以外の原節子を始めて見たけど,実に見事!しかし夫の姪はイヤな女に描かれている。 (直人)[投票]
★5この映画でも中古智の美術が素晴らしく効果を発揮している。特に、大阪市の南、天神ノ森(と原節子のナレーションがある)あたりの長屋の風景がいい。この長屋が撮影所のセットだとはとても思えない。道の途中にある小さな階段がとても良いのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(8)]
★3延々滅入るでもなく、爆発するでもない、まして繊細でもない原節子の倦怠が、のん気でマイペースな夫(上原謙)が醸すユーモアと対峙せず、映画全体のトーンがどこか不鮮明。女の本質と嫁という役割を鷹揚に達観する母親(杉村春子) が面白い。 (ぽんしゅう)[投票]
★5久し振りに観直してみて、こんなに面白い映画だったかな、と思った。成瀬巳喜男原節子の最高傑作と言っても良いかもしれない。上原謙が駄目男のようでいて必ずしもそうでないのもいい。 (熱田海之)[投票]
★2きわめて前時代的な家庭「微震」劇。現在であれば話の中盤位にさしかかれば、離婚しか待っていないのは目に見えているのに、子供というカスガイすら持たぬ夫婦は再び同じ鞘に戻ってしまう。それにしても、原節子という日本人離れしすぎた女優を、平凡な長屋のおかみにキャスティングしたのは誰なのだろう。現実感に欠けることこの上ない。 (水那岐)[投票(1)]
★3上原がお土産踏み潰すシーンで爆笑してしまったし、浦辺粂子や大泉晃らのほのぼのした感じは嫌いではないが、姪・里子(島崎雪子)の描写や就職難のシーンは、後の成瀬映画と比べるとちょっと遣り過ぎ。 (町田)[投票]
★3倦怠とは、こう言う画に描いたようなアンニュイで現されるものかという思いがある。平素を装った表面づらの陰に忍び寄るものじゃなかろうか。夫婦のちょっとしたすれ違いや誤解を描いてそれなりではあるが、描くべきテーマに対しストレート過ぎて面白くない。 (けにろん)[投票(4)]
★4最初に見て辛うじて記憶に残っていたのは、小さな階段の段差があるその小さな路地(袋小路)だった。小津にせよ溝口にせよ成瀬にせよ、その時代の映画にあって現在の映画には決定的にない映画的な舞台は、この「路地」ではないか。原節子の表情の豊かさ、島崎雪子のコケティッシュ、上原謙の憎めなさ。 ()[投票(4)]
★3姪っ子のあけすけぶりにイライラし、それにムカついているくせにいい子ぶりっこな原節子にさらにイライラしたけど、何と言っても一番イライラしたのは→ [review] (picolax)[投票(1)]