★3 | はじめ激怒しながら登場して厭悪を抱かせるも徐々に可愛げを覗かせて好感に転じさせるが、それは年齢不相応に幼稚な甘えに過ぎなかったことが露見して苛立たせ、しかし最終的にはそれも含めて愛すべき人物であると肯定的に受け容れさせる――仲代達矢の演技設計は少なくとも私には有効だった。 [review] (3819695) | [投票(5)] |
★4 | ずるずると引きずられる忠男(仲代達矢)の不自由な足が頑固さの果ての甘えを正当化する代替物なら、ずかずかと突進するような春(徳永えり)のモンキーウォークは、自らの身に降りかかった数々の理不尽さを振り切ろうとする抵抗の証しのように見える。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★5 | 正統派日本映画の傑作。香川照之が平均点レベルに見えるほど素晴らしい名優たちの共演。随所に小津と溝口の影響を感じるのも嬉しい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 現実に甘え何もそこから学ばなかったゆえ、子供の頃そのままに年老いた男の、意識されざる痛み。彼を支えようとする孫娘は、これも意識しないうちに彼の保護者たることに縛られる。そこに救済は訪れるのか。 [review] (水那岐) | [投票(5)] |
★5 | いいときはみんないい。悪いときはみんな悪い。まぁそういうこっちゃ。(2011/7/12) [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★5 | 「走れメロス」ならぬ「走れ春」。けなげだなぁ。92/100 (たろ) | [投票] |