ジャン・リュック.. | チャップリン | 小津安二郎 | ヒッチコック | ジャッキー・チェ.. |
メランコリア (2011/デンマーク=スウェーデン=仏=独)
Melancholia
製作総指揮 | ペーター・ガルデ / ペーター・アールベーク・イェンセン |
製作 | ミタ・ルイーズ・フォルデイガー / ルイーズ・ヴェス |
監督 | ラース・フォン・トリアー |
脚本 | ラース・フォン・トリアー |
撮影 | マヌエル・アルベルト・クラロ |
美術 | イェッテ・レーマン |
衣装 | マノン・ラスムッセン |
特撮 | フマー・ホイマルク |
出演 | キルスティン・ダンスト / シャルロット・ゲンズブール / キーファー・サザーランド / アレクサンダー・スカルスゴール / シャーロット・ランプリング / ジョン・ハート / ステラン・スカルスゴール / イェスパー・クリステンセン / ウド・キアー / ブラディ・コーベット |
あらすじ | エキセントリックな母親・ギャビー(シャーロット・ランプリング)の血を受け継ぐ姉妹の末娘、コピーライターのジャスティン(キルスティン・ダンスト)は精神に深い痛手を負っていた。彼女は他ならぬ「運命の相手」マイケル(アレクサンダー・スカルスゴール)との披露宴の当日に鬱状態に陥り、結婚式を滅茶苦茶にした挙句、上司と夫とを失う羽目に陥ったのだった。姉であるクレア(シャルロット・ゲンズブール)はそんな妹に悪態をつきながらも、夫のジョン(キーファー・サザーランド )とともに同居を認める。そうした日々の内、地球に謎の惑星「メランコリア」が接近しつつあったが、それを引き寄せる者の正体に誰も気づきはしなかった。〔135分/スコープ〕 (水那岐) | [投票] |
なんと醜悪にして美麗なフィルムの残影か。精神に軋みを生じ、すくってもすくっても浮かび上がる人間の醜さが、『トリスタンとイゾルデ』のメロディに乗って周囲の世界をも呑み込んでゆく。醜さとは人間の弱さであり、それが他者に向け牙を剥いたとき最も恐ろしい存在へと昇華する。冒頭のスチルのようなコラージュ・アニメを味わうだけでも映画的感興を充分に呼び覚まされるし、ラストには鳥肌が全身を走り抜けた。 [review] (水那岐) | [投票(4)] | |
キルスティン・ダンストは、ここで初めて、「彼女でなければならない」と納得させるだけの姿をフィルムに定着した。 [review] (ぐるぐる) | [投票(1)] | |
相変わらず視聴者を精神的に追い詰めるトリアー。しかし、オープニングからタイトルまでの流れや、映画的なロマンがギリギリのラインで精神を安定させる。神業。92/100 (たろ) | [投票(1)] | |
アンドレイ・タルコフスキー、スタンリー・キューブリック、ルキノ・ヴィスコンティ、テレンス・マリック、そして好調時のマイケル・チミノ。あ、それからルイス・ブニュエルも。(2012/08/28) [review] (chokobo) | [投票(1)] | |
マックス・エルンストの画集を見るような、耽美的に静かな崩壊の物語。当然ながら万人受するわけもなく、試写会でどんな反応だったのか想像するとなんだか怖い。この映画に関してはキルティン・ダンストの虚ろな表情がすごく活きていると思う。 (サイモン64) | [投票] | |
世界三大珍味監督の一人、絶望好きのラース・フォン・トリアーが描く「揺らぎから絶対」。人にはオススメできないが、俺はめっちゃ楽しかった。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] | |
前作『アンチクライスト』の過激な遠吠えに閉口した僕ですが、やはり気になるトリアーの新作を恐々見てしまいました。いやあ、さすが大人。持ち直してる。特に前半の「ジャスティン」は一編のドラマとしても秀逸。 [review] (セント) | [投票(5)] | |
このキルスティン・ダンストの美しさはどうだ。虚ろな表情もたまらん。就中、第二部における飾り気を欠いた髪型と衣裳の彼女こそマイ・ベスト・ダンストと認定したい。これまでダンストを醜女であるかのごとく罵ってきた輩どもから前言撤回の念書を取るべく、私はこの一作を引っ提げて諸国を行脚しよう。 [review] (3819695) | [投票(4)] | |
1部は悪意と諧謔が混在するブニュエル由来アルトマン経由のパーティ映画として圧倒的な密度だが、その多様な悲喜交々が放棄され鬱病人間こそが終末に対峙し得るという2部のテーゼは余りに単線で唐突。トリアーの断定癖が今回は空疎に見える。 (けにろん) | [投票(4)] | |
なんと狂おしい情念に満ちた映画か。トリアーは自らの思い描く世界を完膚なきまでに具現化してみせた。描かれていることへの好悪は別として、この完成度は認めざるをえない。ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』前奏曲の執拗な反復は次第にトリアー版『ヴェニスに死す』とも呼べる圧倒的陶酔、ロマンティシズムへと至る。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] | |
メランコリアのほうが『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』。 [review] (モロッコ) | [投票(1)] | |
ジャスティン(キルスティン・ダンスト)によって具現化されたトリアーの消滅願望は、有無を言わさぬ傲慢さで宴の参加者(世俗)を退け、禍々しいまでに圧倒的な手段で完全消滅を目指す。耽美主義極まる自己美化に呆れつつも「悩める作家」の身勝手さに感服する。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
見ていて「伝説巨神イデオン」を思い出しました。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] | |
琥珀色の灯りのもと、広漠たるゴルフ場に漂う終末感。天から降るものが告げる世界崩壊と、天に呼応する魂のような青い電流。世界を侵すメランコリアの青い光を浴びて(花嫁衣裳の「白」から青へ)、終焉の美と一つになるキルスティン・ダンスト。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |
Ratings
11人 | ||
14人 | ||
8人 | ||
4人 | ||
0人 | ||
計 | 37人 | 平均 | (* = 1)
POV
2018 BBCが選ぶ21世紀最高の100本 (けにろん) | [投票(8)] | 清々しき終末 (movableinferno) | [投票] |
Links
IMDBで検索 | The Internet Movie Database |
検索「メランコリア」 | [Google|Yahoo!(J)|goo] |
検索「Melancholia」 | [Google|Yahoo!] |