★4 | 延吉(中国)の朝鮮族街と、密入国の窓口となる韓国の場末では、殆ど街の色に違いはない。その近接感に関わらず、濃い「遠くに来ちまった」感。それは後戻りできない物語を高速カット割で煽って運び去るスタイルが的確な上、朝鮮族による、「民族/国家」の近いようで遠い、憎悪と羨望の微妙な距離認識を正確に演出に投影しているからだ。その距離のゼロ化=越境・接近が喰らい合いに至るしかない悲劇。凍えて飢えた画面も◯。 [review] (DSCH) | [投票(6)] |
★4 | ラストカットの意味さえどうでもよくなる。それほどに、凶暴、凶悪な暴力に打ちのめされる。そして、絶望と残酷、破滅に、それを眺める者の目を離させない力があることを知った。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★4 | ヌッメヌメのサックサクのドッロドロ♪ 幾らなんでも不死身過ぎだろw [review] (Soul Driver) | [投票] |
★5 | 最後の最後の最後まで魅せる。 [review] (モロッコ) | [投票(1)] |
★3 | せっかく美味しく焼肉を食べて満腹なのに、まだ脂ギトギトのカルビが出てくるんかい!クドイ! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★3 | 「誰ひとり(観客さえも?)状況を正確に把握できなくとも、事態は不可逆に進行しつつある」という世界認識こそが優れてフィルム・ノワール的なのだから、これを「脚本が拙い」の一言のもとに断罪したくはない。極力「拳銃」を排除して「手斧」「包丁」を特集した暴力も作品の人格を端的に徴づけている。 [review] (3819695) | [投票(5)] |
★3 | 逃走劇としてはいたってシンプル(キートン作品!)で、特に話に深みがあるでもなくサスペンス構成も冷静に見れば並の部類。特筆すべきは140分続く驚異的なカットの多さ。活劇のみならず平時シーンまで切り刻み圧倒的な映画速度が持続する。これはこれで一つの芸。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | あの血も凍るそして煮えたぎる『チェイサー』から2年。2作目は思ったよりアメリカ映画的だったかな。前作のとにかくおどろおどろしく地下の要塞に引き籠って行くイメージから少々ハリウッド的にはなっていましたね。
[review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | よくできた追いかけっこ映画。"黄海"での主人公の悲惨な境遇と殺しの機会を伺う様を丹念に描いた前半から一転、後半は走りまくり&殺しまくりで一気に駆け抜けていく。ナ・ホンジン監督の意地の悪さは今回も健在。 [review] (パピヨン) | [投票] |