コメンテータ
ランキング
HELP

占部房子の映画ファンのコメント

希望の国(2012/日=英=香港) 歩く、人(2001/日) 雪子 a.k.a.(2024/日) おのぼり物語(2010/日) 金髪の草原(1999/日) しゃべれども しゃべれども(2007/日) 偶然と想像(2021/日) サユリ(2024/日) PASSION(2008/日) バッシング(2005/日) はい、泳げません(2022/日)が好きな人ファンを表示する

ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010/韓国)************

★4少女のような服を着て、幼いころの思いから詩作を試み、一心に草木に向かう初老女ミジャ(ユン・ジョンヒ)は、この世から数センチ浮いた世界に暮らしているように見える。だから彼女は、欲望や金銭や権威に隷属した言葉の俗世から向こう側へと飛翔できたのだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4イ・チャンドン作品だが、いつものような激しさがない。たゆとう流れる川の水のようにゆったりと話は進んでゆく。冒頭、川に死体が流れてゆく。顔は見えないが女性らしい。うつ向けで顔は分からない。水は限りなく清らかだ。 [review] (セント)[投票(3)]
★5詩作とは自分が美しいと感じたことを書くことではない、ということなのだろう。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★5人生の終盤を迎えての不幸の釣瓶打ちを従容と受け入れているかの如き主人公が、しかし、忸怩たる想いを胸に辿り着いた最果てに少女と時空を超えて同期する、その達観。ふやけた老人天国の今に問う真の生き様の鮮烈。且つ全てのプロットがリアル。 (けにろん)[投票(2)]
★4目先の欲望に執着し、美を求める「詩」的な心を忘れかけている現代人への問題提起なのかもしれません。    [review] (TM(H19.1加入))[投票]