★5 | 離婚と板挟まれた子供を物語るかに見えた展開は老親介護に舵を切ってから幾何級数的に諸問題を包含しつつ次々新たな展開を迎える。一寸見たこと無い作劇のダイナミズム。それが一巡後に戻った所は最早戻れない場所でしかない。このニヒリズムこそがナウだ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | リアリティのある設定、セリフが重い。とっさの判断で言わなかったこと、言ってしまったことで状況が変化していく様が素晴らしく面白い。いっそボケて話せなくなってしまった方が罪がないのか。愛の為という名目で、子供や弱い立場の者が傷つく現実がここにある。 (jollyjoker) | [投票(1)] |
★5 | 厭な映画である。人の心をいたぶるいやあな映画である。前作と違うのは、見なければいいと思った時間が極端に短かったところか。それだけ脚本が緻密でしっかりと書かれている。布を織る時の縦横の繊維が明瞭である。 [review] (セント) | [投票(6)] |
★4 | 日常はほ守らなければならないもので溢れているということ。つまり「真実を隠す」ことについての物語だ。家族のなかに介護、教育、宗教、経済格差といった価値要素を重層的に配置した脚本と、そこで起きる齟齬をたたみかけるように織り込んでゆく演出がみごと。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★5 | 計算バッチリの緻密な映画。良質なミステリであり、人間ドラマ。終わり方までミラクル。この監督、監督としては好きだけど、人として仲良くなりたくないだろうな。結局、絡みに絡んで、いくつもの原因と結果がある。だから観客が辿り着く答えもそれぞれだろうな。 (あちこ) | [投票(2)] |
★4 | 伏線があまりにさりげなさ過ぎて、気を抜いて観ていると見逃してしまいそうなほど繊細なサスペンス・ミステリである一方、脚本もディレクションも観客に媚びない厳しく重厚なドラマ性を併せ持つ。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★4 | 信仰やコーランの存在意義への疑問を投げかけた映画という意味で中東映画の本気度を伺える。ラストが良い。82/100 (たろ) | [投票(1)] |
★3 | ダメだ…。どうしても好きになれない。作品自体は出来がよくて、脚本もよく練られていて、全体の雰囲気とかテイストもハマってるんだけどさ…。とことん救いがなさすぎて、いくら作品が素晴らしくても好きじゃないもんは好きじゃない! (deenity) | [投票] |