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黒川通利の映画ファンのコメント

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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012/日=仏)************

★5見えないものが饒舌に語りかけてくる根源的な映画力に溢れた傑作。途切れることのない緊張のなか、欲望の細い糸で結ばれたような出会いの陰に、女の空疎と老人の思い上がりと男のエゴが浮かび上がる。なんという寂寥感。容赦のない冷徹な人間監察眼が恐ろしい。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
★5互いの言葉が頭上を素通りするディスコミュニケーションの時代と都市に於いて、その事にさえ無自覚な人々を撃つでもないキアロスタミの虚無や諦念さえ今更な冷えた世界への認識力。これは「絆」とかほざく空疎な自己逃避を止めて向き合うべき現実の提示。 (けにろん)[投票(7)]
★4キアロスタミから見た日本というツールを通して現代を映す野心作だ。これは絶対にキアロスタミでないと撮れない彼独自の感覚が溢れている。しかし一方、全体的に彼一流の余裕を感じる作品でもある。 [review] (セント)[投票(5)]
★5物語がタクシーの到着から始まれば、エロ教授の受難という喜劇にすっぽり収まるところを、明子に関わるリードの挿入により、奇妙と深刻が同居する曰く云い難い作品になっている。パラノイアの隣のおばさん(よくぞ撮ったものだ)に精薄の弟を配するのも同じスタンスだろう。 [review] (寒山拾得)[投票(4)]
★5監督が念入りに計算した一方通行のコミュニケーション構造を徹底した事で、スローテンポにも関わらず全編を通して緊張感があふれる。最後まで監督の世界に引きずり込まれた。 (ガリガリ博士)[投票]