★5 | 断言しよう。深作の最高傑作にして、『仁義なき戦い』をも軽く超えた日本映画最強の狂気ぶり。現代であれば、ノワール。とかエルロイ入ってます。とかお洒落に言われるのかもしれないが。否!ただただ正面から描いた人間賛歌映画。 [review] (ALPACA) | [投票(2)] |
★5 | 新宿の野良犬は言いました。「僕の仁義を知りませんか。行方不明になりました。」 [review] (町田) | [投票(5)] |
★5 | 警官隊に取り囲まれても、お構いなしに発砲しまくる渡哲也。「ヤク!ヤク!」と叫びながらのたうち回る田中邦衛。あまりにも悲しい、底辺の人間の生き様を見た。時折色合いが変わる画面や傾いたショット、ラスト近くの赤い風船など、素晴らしい演出が随所に。 (太陽と戦慄) | [投票(4)] |
★4 | “生きる”という本能が過剰なあまり、己の存在が自らを“死”へと追い詰めるという矛盾。石川(渡哲也)の衝動は、表社会に受け入れられるはずもないく、といって裏社会の秩序に納まりもしない。仁義厚き狂犬の仁義は死に、後には聞こえない大笑いだけが残る。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★5 | 「戦後最悪の粗暴犯」石川力夫を深作が撮る。手持ちカメラは揉みくちゃにされ、ひっくり返る。観客はいやおう無しに惨劇の修羅場の目撃者にされてしまう。以下プチ深作論(?) [review] (sawa:38) | [投票(6)] |
★4 | 大ヒットシリーズ『仁義なき戦い』から続く深作欣二の'70年代半ばの作品の充実振りには、本当に恐れ入る。その脂の乗り方は神懸かっている程で、この作品も問答無用の勢いがあるが、本作の成功は渡哲也のキャスティングも大きい。こんなにもアグレッシブでエネルギッシュな演技をしている事にビックリする。['08.7.24浅草名画座] [review] (直人) | [投票(1)] |
★3 | 倫理道にもとるヤクザ道からさえ更なる逸脱の果てのアナーキズムを描くに深作の話法は規定化された己の実録路線から1歩も逸脱しない。ディープ大阪でのヘロイン地獄にザラついた高感度フィルムと芹の投入が更にわざとらしい。 (けにろん) | [投票(2)] |