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浦山桐郎の映画ファンのコメント

港の乾杯 勝利はわが手に(1956/日) 青春の門(1975/日) 太陽の子 てだのふあ(1980/日) 非行少女(1963/日) 龍の子太郎(1979/日) 私が棄てた女(1969/日) キューポラのある街(1962/日) 青春の門 自立篇(1977/日) 夢千代日記(1985/日)が好きな人ファンを表示する

EO イーオー(2022/ポーランド=伊)************

★5擬人化や愚かな人間の営為との対置といった常套ではなく、おとなしい生物としての無為なる存在EO。その徹底した物語の即物性の一方での暴力と叙情を漲らせた描写の連鎖。フーリガン乱入以降の件は佳境をアニメに託す安易へのスコリモフスキーの返歌だ。 (けにろん)[投票(3)]
★3視覚に映る事象の主体と客体が判然としない。統一性を拒否しているような映像コラージュの連鎖は、美しさのなかに猛るようなパッションがたぎり総体として実を結ばないことを目指しているように不穏だ。これがスコリモフスキの自然界と人間界の境界認識なのだろう。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4ロバが愚かで悪しきしかし、しかし哀れで悲しい人間世界を神が俯瞰しているように見つめるまなざし、、。まさにブレッソンの「バルタザールどこへゆく」と全く同じです。でもやはりどこか違うなあ、、。 [review] (セント)[投票]
★4赤い光が明滅する。全編に亘って赤い光に覆われるシーンが頻出する。冒頭シーンは、ロバの運命の象徴のようでもある。赤い照明は不穏さの予感に思える。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]