★5 | 長門と吉村の(甘)酸っぱい関係、丹波の胃弱やくざ、タバコをせびる老母、東野英次郎の父親、豚。豚。豚。…そしてすべて終わってなお、凛とした立ち姿! (オノエル) | [投票(2)] |
★5 | 今村といえば昔は『にっぽん昆虫記』だったが、今だととこちらの方が入門編にはふさわしいかもしれない。悲劇的で恐ろしい題材を力技で喜劇に仕立て上げています。まさに重喜劇。丹波哲郎とラストの豚は必見。 [review] (ジョー・チップ) | [投票(6)] |
★3 | 冒頭シーンのカメラワークなど素晴らしいし、長門裕之のチンピラ役も感動的にハマっていたが、アナーキーで猥雑な世界を描いてる割には描写の迫力に欠ける。台詞が聞き取り辛いのも難点。 (太陽と戦慄) | [投票(2)] |
★4 | 救いようの無いろくでなし達と、救いようの無い現状と明るくないであろう未来。どう考えても悲惨なのに、その悲惨さがおかしく、初めの内は申し訳無いような気分で笑ってるのが、段々本当に可笑しくなってくる。['07.1.25シネマヴェーラ渋谷] [review] (直人) | [投票] |
★5 | 新宿昭和館でこの長門裕之(と『仁義なき戦い』の広島弁)に出遭い、俺は邦画にのめり込むようになる。要はそれを発した人物の「表情」「動き」と直結し「履歴」「地域性」を想起させる「原語」を介して映画を愉しむようになったということ。表層的と云われようが俺には日本語で語られる喜劇がイチバンだ。 [review] (町田) | [投票(6)] |
★3 | 豚の大群とマシンガンが全ての汚濁を無に帰するというクライマックスありきで、そこに至るあれやこれやが喜劇というには重くシリアスには役者陣も戯画的に過ぎる。ヒロイン吉村実子も風穴を開ける清風を纏うには内実が強すぎ。強弱の統御が足りないのだ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 横須賀対川崎の地政学。三島雅夫は本当に豚に似ている。素敵な人選。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 横須賀の起伏を利用した空間の快楽と小ぎれいに撮られてしまうドブ板通りの微温的なフォルム。情熱と技術の過剰がかみ合うこともあれば、的確な射像をなかなか得られず自らを持てあますこともある。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | どす黒いアイロニーの中でヘラヘラ笑わされる豚小屋ユーモア。死んだヤクザと豚とが同じタンカで運ばされるところが一番の笑い処だ。みんな豚なんだよ! [review] (水那岐) | [投票(7)] |