沖雅也の映画ファンのコメント
人間の條件 第3部望郷篇・第4部戦雲篇(1959/日) |
宮島義勇、渾身のカメラ [review] (ペペロンチーノ) | [投票] | |
左翼の万年一等兵佐藤慶、落第初年兵田中邦衛、葛藤する少尉佐田啓二、極右将校のアホ息子川津祐介らが次々と登場しては消えてゆく「名もなき兵士列伝」。第三部の叙情的美しさは戦争映画中屈指。 (町田) | [投票(1)] | |
差別内弱者田中邦衛は内務班ものの常套で、アヤである差別内差別者佐藤慶と階級内矛盾者佐田啓二が物語の葛藤として機能せず、梶(仲代)の引き裂かれた精神と身分が誘発する「鬼」の誕生という矛盾と破綻が上滑り。あまたの軍隊ものの域に納まる。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
原作既読。BSシネマの『山田洋次監督が選んだ日本の名画百選(家族編)』にて鑑賞。原作に忠実なストーリー運び。一切の無駄がない。仲代達矢の眼光が鋭く光るが、その眼力がさらに圧倒的になるのは第4部以降。レヴューは3部と4部に分けて記述。 [review] (IN4MATION) | [投票] |