★5 | 夢は形を変えて欲望や憎悪になりやすいのだろうか?時の中で人は旅を続け、生きた証は国の増徴色の一部になっていく。そして、築き上げられた風習や文化生計も時と共に新たな人々によって変化を齎すのですね。川の流れにも似たこの旅路は奥深いです。 (かっきー) | [投票(1)] |
★5 | 「オイディプス王」と対象的な「エレクトラ」をベース。それにギリシャの歴史、現代をオーヴァーラップさせている。西洋ではエレクトラコンプレックスは大常識だが日本ではそうでもない。知識人風のご婦人が多かったけど、ホントご理解されたんでしょうか。 (セント) | [投票(1)] |
★5 | これ、唯一無二だね。アンゲロプロスにしか表現できない、芸術の極み。
誰の、どんな映画ともシンクロしない、聖域のよう。 (ハミルトン) | [投票(2)] |
★4 | 姦通と復讐が主題のギリシャ神話を基底にし超絶長回しと1シーン内の時空錯綜をもって語られる難攻略な近代史なのだが、曇天狙いの沈鬱な画面内を目紛しく変転する為政者を遠くに見つつ歩き続ける彼らを通して虐げられ続ける民族の悲哀は明確に透過してくる。 (けにろん) | [投票(2)] |
★2 | 曇り空。通りを斜めから奥へ撮る。遠くに人の群影。
歩いてくる。なかなか来ない。ギリシャの時間感覚なのか? [review] (マグダラの阿闍世王) | [投票(1)] |
★4 | 記録なので彼らの感情を掘り下げることはない。ただそこにギリシャ人の歩みがあるだけ。生気の感じられない、それが戦中と戦後史。82/100 (たろ) | [投票] |
★3 | 作品に持ち込まれた「神話」は物語に骨組みを与えるが、作品を一元的な要素に還元してしまうことにもなりかねない。ポストモダニズムの作家たちはこうして神話的構造を持つ作品に対して論評を行った。 [review] (Kavalier) | [投票(2)] |
★5 | 我々がこの映画を愛しく大切に思うのは、異郷の暗く寒々しい画面、政治の虚しさを映す画面の裏側に人間の靭さ強かさ優しさ狡さを親しく感じ取るからだろう。 (シプ) | [投票] |
★2 | まず第一に「見方」がわからなかった。娯楽性が限りなく0に近い4時間、最初あたりから集中せず観た。何も感じ入ったものはないし、苦痛以外の何者でもない。 (24) | [投票] |
★4 | 話はよく分からんが、どの画面にも力があり、長回しばかりとはいえその中で緩急を巧く付けているので、最後まで飽きずに観ることができた。4時間という長さは我々観客に近代ギリシャの哀しみ、苦しみを共有させたかったのではなかろうか。結婚式のダンスでさえ物悲しい。 (赤い戦車) | [投票(3)] |
★2 | 誰が何をしているのか何がどうなっているのか理解できませんでした。それでも飽きずに観ていられたのは、寂しい風景が故郷の晩秋によく似ていたからでした。 (KADAGIO) | [投票] |