ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの映画ファンのコメント
フルスタリョフ、車を!(1998/仏=露) |
大勢の人物たちがそれぞれ解読不能な言葉を喚き散らし、成り立っていない会話が延々展開される。寒々とした風景と相反するような賑やかさ、動的なカメラが生み出すエネルギッシュな映像には、猥雑さが増したフェリーニという印象さえ持った。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] | |
東欧のカーニバル的狂気には勝てません。 (tomcot) | [投票(1)] | |
脇かと思えた絶倫ハゲ親爺が主役と解るころ猥雑と過剰のカオスに巻き込まれ脳内マヒ状態に陥るが、一方ハイキー&エッジ効いたモノクロカメラ使いの想外の手管に幻惑させられる。物語の騒乱のあとの諦観的帰結は見てくれ『サテリコン』な本質『甘い生活』か。 (けにろん) | [投票(1)] | |
どう考えても現実的だと思えない、でっちあげられた、演劇的と云ってもいいくらいの混沌と猥雑さ。それを見事な統制力でもって映画の画面にしている。家屋の中や病院の中も迷路というかカスバのような訳の分からない構造になっており、廊下の柵を飛び越えるのが通常ルートになっていたりする。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |