★4 | 画期的なほど無茶苦茶な収束で、冒頭に名作の映画化なんて弱った、みたいな断り書きが入り、何のことかと思っていたが、この収束のことなんだろう。云いたいことの云えない時代の洒落のめした悲鳴なんだろう。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 本編前に「言い訳」のような、作者・伊丹万作の断り書きが出る。そこには、この仕事に「辟易」したと書かれている。時間と場所の扱いに苦労したと。「レ・ミゼラブル」の脚色、という難しい仕事で、さもありなんとは思うが、「辟易」には驚く。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 迷路のような路地でのスリラー演出、法廷でのコメディ演出、原節子&佐山亮のロマンス演出、苦悩する伝次郎のドラマ演出と、監督伊丹万作の手腕がこれでもかというくらい堪能出来る2時間7分の大長篇。伝次郎がここで見せるユーモラス演技は後の三國連太郎や西田敏行に多大な影響を与えたに違いない。 (町田) | [投票] |
★4 | 伊丹の「見立て」の面白さに唸った。時代劇くさいジャン・ヴァルジャン、翻訳調のコゼットとマリユス、長屋物に出てきそうなテナルディエ一家。得意のおふざけが影を潜めたのが残念。 (淑) | [投票(1)] |
★4 | 長尺だが、最後まで飽きさせない作品。原節子はすでにこの頃から美しい。[Video] (Yasu) | [投票] |