★4 | 身体の部分からゆっくり引いてそこに物語を生み出す。海岸の遠景の人物をじっくり時間をかけて撮らえることで出来事がそこの人物に与えた衝撃を鮮明にする。部屋の中で二つの時間をワンショットで混在させる。そういう典型的なカメラと演出をていねいていねいに使って、心の奥の孤独を描いた作品。カメラへの愛に溢れている感じ。 (エピキュリアン) | [投票(2)] |
★3 | 甘美で熟したエロティシズムの香り漂う佳作。ただ、おすぎ(今年度ベストワンだそうです)が絶賛するラストで、私は引いてしまいました。 (プロキオン14) | [投票] |
★5 | 一度でも最愛の他人と暮らしてみたことがあれば、この絶望的な喪失感に共鳴することは容易だろう。けれどそこに過去や未来の回答を求めてはいけないし、ましてや自己憐憫を感じてはいけない。その微妙な突き放しこそが、考えようによっては優しくもある。 (tredair) | [投票(2)] |
★5 | こんなお話も撮れるのね。
恐るべしオゾン。
ベッソンがプロデュース業にまわった今、
フランス映画を引っ張っていけるのは彼しかいない。 (MM) | [投票] |
★4 | 日常とか習慣は、普段ほとんど意識することもないけれど、その日常や習慣こそが人生のほとんどを占めている。慣れ親しんだ相手と新しい相手。まったく同じアングルで同じ暮らしの行為を繰り返させる監督の意図にはまった。 (カフカのすあま) | [投票(3)] |
★2 | 「あなたには重みがないの」。男友達に冷たいせりふを吐く彼女。男は布団の替わり? [review] (kazby) | [投票] |
★4 | 夫、妻ともに「症状」の描写が冴えている。ハイ・ミドル層の家庭の日常生活の細部がいかにも典型的に描かれる通俗性と、少しも通俗性のない「症状」の対比が鮮明だ。突如、笑うシャーロット・ランプリングは、崩壊の危うさを体から立ち昇らせ文句の付け所がない。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★5 | ストーリーは非常にシンプルに余計なことを語らず、そして音楽は、今の時代の感覚を存分に味わえる。名作。 (浅草12階の幽霊) | [投票] |