★4 | 健常者の権力志向と障害者のそれでは、マイナスからスタートするという点において必要とするエネルギーの差は歴然としている。想像を絶するエネルギーの発散は常識を駆逐し、だかろこそ観るものを魅了する。勝新の風体ほどハンディと権力が似合う者はいない。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★5 | 子供の頃の詐欺が面白い。(06・1・13)
[review] (山本美容室) | [投票(2)] |
★4 | 白塗りの時代劇スター勝新太郎が髪を剃り盲目の極悪人を演じる。俳優生命を賭けた一大転換を自ら懇願し、しかも嫌悪感を催す程に演じきってしまった。一スターが役者に成ったという意味合いだけでなく、その後の邦画史を変えた「その時」でもある。 (sawa:38) | [投票] |
★4 | 面白い!主人公がこれだけ徹底して悪い奴、という映画はちょっと無い。(ま少しはあるんだけど、とりあえず無い、と云っておこう)。そういう意味では、勿論、勝新の役者生命を賭けた一世一代の造型が面白さの源ではあるが、プリプロダクション(企画・脚本段階)の功績も大きい。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 障害者の性の問題をこの時代の倫理コードが主題化できる訳がない。不安な感じだけが何事かに帰着するのである。IQが高いという叙事の好ましさが悪事という叙情を圧殺。伏線の回収が気持ちよすぎて、回収される内容が問われなくなるのだ。 (disjunctive) | [投票] |
★4 | もしこの作品に墨を入れるなら、勝新全体を黒く塗らなきゃいかんだろう。勝新、その存在がやばすぎるの巻。 (G31) | [投票] |
★5 | 「ついでに息も・・・止まっちまったい」わ、わるいやっちゃな〜。目を閉じて開眼した勝新の演技も然ることながら、森一生&相坂操一の幻想的映像表現、斎藤一郎の怪談的音楽にも耳目を奪われる。お噺自体もとても面白い。 (町田) | [投票] |