★3 | どうも腑におちない。独裁者もまた人なり、で良いのか。悪は悪だし、罪は罪だろう。寓話を語るまでもなく、現実に権利を奪われた民が苦境にあえいでいるのに。特権少年は何も知らずに、ただ踊っていればいいのか。世界中で子供の命が容赦なく奪われているのに。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | むき出しの憎悪の中、独裁者と孫は逃避行を続ける。その旅の意味を理解していない幼い瞳に胸が痛くなる。 [review] (プロキオン14) | [投票] |
★4 | 孫のストレートな質問に対する大統領の応え(信念)が徐々に揺らいでゆく演出が圧巻。登場人物の視線や風景、音など被写体すべてから、監督の訴えが伝わってくる。胸がつぶれます。 [review] (jollyjoker) | [投票(3)] |
★5 | 「自分ならどうする?」という問いを、そしてそれがほとんど固有名詞のない物語だからこそ、ズシンと重たい、そしてかろうじて耐えられるような問いかけをされたように思う。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★4 | 多分に寓話的導入からリアリズム世界になだれこむ訳だが舞踏人形と化した孫の愛らしさと独裁者の意外な処世テクがシビアな現実との緩衝となっている。それでも何万人も殺戮した男は惨殺されるべきとの思いを噛み殺し未来の希望に仮託したい。そういうダンス。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 冷徹な画面が怖い怖い映画だが、同時に、例えば、手を繋ぐ、手を放す、手で目を隠す、耳を塞ぐ、耳に手をあてるといった手の描写、或いは灯りや火といった光の道具立てを使ったシーンなど、繊細な演出の連続で、目が離せなくなる画面の映画だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] |