★4 | およそ10年振りに再見。何とも救いようの無いシビアなストーリーだが、こーゆーテーマの方が増村の腕は断然冴えて、べらぼうに面白い。川口浩は何演っても全く一緒だが、野添ひとみは『くちづけ』とは全然違って上手いなぁ。高松英郎、信欣三も上手い。オープニングの歌、終盤の野添ひとみの意味不明なミュージカルシーンとか、キ●ガイ過ぎて笑える。['06.10.15新文芸坐] (直人) | [投票(2)] |
★2 | 大仰な台詞廻し、スピード感を重視するあまりに生じるリアル感の欠如。この痛ましいとも思えるハイテンションの維持が「私的」には辛い。時代が経ち高級ブランドとなった「増村ブランド」は私には合わない。 (sawa:38) | [投票] |
★4 | 悪趣味な虫歯メイクで媚態を振り撒く野添ひとみよりも、冷酷・残忍さを己に課したダンディ、狂気に魅入られて転落の坂への道を選択する高松英郎のクールさが目を奪う。高度成長社会の醜悪なディフォルマシオン。ライターは焦燥を駆り立てる打楽器。 (水那岐) | [投票(2)] |
★3 | 苦手な白坂のシニックだが、この初期作で嫌味は命中すべき処に命中しており興味深く観れる。いまも大して変わらぬ狂乱世界だろう。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 現実を戯画化しすぎていて少し馴染めない。寧ろ別の世界にして風刺にした方が良かった。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |