★3 | プリティ・ヘレン(2004/米) | キューザックとハドソンの「姉妹」はちょっと無理がある。彼女や子供たちには「乗り越えなければならないもの」があるはずなのに、そこがまったく描けてないから説得が舌足らず。 | [投票] |
★4 | RED レッド(2010/米) | この配役で期待するなという方が無理。そして、さすがその期待にかっちり応えてくれている。真面目ぶらずに軽い笑いを交え、テンポ良く話が進むので派手なシーンも助走がついた感じでニヤニヤしながら観られる。続編が企画されているらしいが是非同じ配役で楽しませてもらいたい。モーガンの登場がアッサリだったのがちょっと残念。 | [投票] |
★4 | カリギュラ(1980/米=伊) | 人間である限り性欲は切り離せない、とするとこの映画は実に正直に「残虐非道の王」を描いたことになる。作品としてはポルノとされているが、それだけで敬遠するのはもったいない。冗長な部分が多いことは確かだが、全体的には悪くない。マルコムは「狂気」をやらせると巧いと再確認。 | [投票(4)] |
★3 | コックと泥棒、その妻と愛人(1989/英=仏) | もはや映画ではなく絵画、彫刻。グリーナウェイは芸術家なのだと思う。ストーリーを求めずに色彩やシンメトリーに配置される人、物、そして芸術としてのリアルやエロスを堪能するべき。だから採点に幅があるのは納得できる。私はそこまで見識眼がないのでこの点です。 | [投票(1)] |
★4 | カレンダー・ガールズ(2003/英) | 彼女たちの美しさといったら!ヌードがどうこうというよりも人生を謳歌している姿が実にキュート。生き生きすることがその人を何倍も輝かせるという実例。ただどうしてもクライマックスは製造過程であってほしかった。作成されたあとのエピソードが全ておまけに感じられるのが残念。 | [投票(3)] |
★3 | 銀河ヒッチハイク・ガイド(2005/米=英) | 嫌いじゃないんだけど決して好きにはなれない、そういう同僚、みなさんの隣にもいるのでは?この作品を表すならそんな感じ。哲学だの思想だのはどーでもいい。要は面白いかどうかなのだが、米国的おバカの様相で英国風能書きを垂れるという、現実に目の前にいたら思わず手をあげてしまいそうなヤツがそのまま作品になったような。 | [投票] |
★3 | 2010年(1984/米) | 前作が行った所謂「説明不足」という想像力の喚起をこの作品はわかりやすく咀嚼してくれた。同じ原作者の作品であることからもこの導きは妥当ではある。しかし、我々が描いた「想像」という宇宙には敵わなかったらしく「そんな回答」では皆納得できなかったわけだ。作品としては及第点。でも、どんな結果であれ糾弾されるのは明らかなのだから製作しなかったのが正解かも。 | [投票] |
★4 | グリーンフィンガーズ(2000/英=米) | 惜しい。素敵な話だけに2時間にして丁寧に描いてほしかった。あらすじだけをまとめてしまった感が残る。彼らの内面を掘り下げられれば屈指の傑作になったはずなのに。でも映画ファンには観て欲しい良作です。 | [投票(5)] |
★4 | モスキート・コースト(1986/米) | ハリソン・フォード曰く、自身の一番好きな映画だそうな。家庭でないがしろにされそうな父の一念発起は大概にして家族の大迷惑。平凡な生活の繰り返しで自己の不在を気づくほうが稀なのだ。だから私はなんといっても彼を支持したい。ええ、絶対支持しますとも。 | [投票(1)] |