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「強引な男・相米慎二の仕事」(ぽんしゅう)の映画ファンのコメント

光る女(1987/日) ラブホテル(1985/日) 雪の断章 情熱(1985/日) 台風クラブ(1984/日) ションベン・ライダー(1983/日) 魚影の群れ(1983/日) セーラー服と機関銃(1981/日) 翔んだカップル(1980/日) お引越し(1993/日) 東京上空いらっしゃいませ(1990/日) 夏の庭 The Friends(1994/日) あ、春(1998/日) 風花(2000/日)が好きな人ファンを表示する

女っ気なし(2011/仏)************

★4たれ流される母ロール・カラミーの「女っぷり」と、娘コンスタンス・ルソーの大人びた達観に侵食される〈ろくでなし〉男ヴァンサン・マケーニュの「とうの立った純情」に悲哀が滲む。後に残るのは「何も残らなかった夏」という茫漠たる記憶だろう。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4女二人のカットから始まる。母パトリシアと娘ジュリエット。主人公シルヴァンは本作では貸し家を管理している。母娘はヴァカンスだけの客。この3人の主要登場人物達の、登場カットのそっけなさがいい。しかし、全編に亘って、実に丁寧な、情愛にあふれた演出なのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★5一見ロメール風に思えるが彼とはまたスタイルが違う。1シーン、1ショット毎に映画が再発明されなおしていくかのような清新さ。歴史的事件に遭遇したかのような衝撃を覚えた。 [review] (赤い戦車)[投票(1)]
★5そんな上手いこと行く訳ねえよがあるのがバカンスだということを来りて去りゆく母娘の寓意性に仮託し納得させる終盤の神話性。覚束ない手つきの硬直が解れる訳でもなく一度限りの悲哀を漂わす。折に触れ海辺でトンボみたいのを引きずる風情が良いアクセント。 (けにろん)[投票]