★4 | 淡くブルーの潜む夏のフランスの光と空気。どこにでも居る様な家族の夏の昼下がりの光景。まるでドキュメントの様なタッチで始まるナチュラルさ。そして夏の終わりと共に、変わりゆく家族と残されるアートの在り方を、さらりと綴るセンスの良さ。 [review] (TOBBY) | [投票(2)] |
★4 | 冒頭の演出からセンスがキラリと光る。家や庭の映し方、人の動線など、画がとにかく面白く、作品を的確な温度に仕上げてる。 (あちこ) | [投票(1)] |
★4 | 子供と犬による導入部がまず嬉しい。綺麗な画と丁寧に施された音。「静かな」物語だが映画には躍動感がある。持続と省略の妙。アサイヤスの民主的な演出は全キャラクタ、特に家政婦を輝かせる。ラストのパーティで音楽を変えて踊りだす瞬間の感動は、近年では『恋人たちの失われた革命』のダンスシーンに次ぐ。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 家族といえどもその構成員一人一人が孤立して在ることの不可避性が、後のカットが前のカットを追い出していくような切り詰め気味の編集(動きは見事に繋がっている!)と色彩設計(コバルトの効いた緑色)で卓抜に表現されている。感傷が溢れすぎないのが良い。 [review] (ジェリー) | [投票(3)] |
★3 | 淡々としたフランス映画だ。超膨大な敷地を持つブルジョアも、著名な美術品を持つがゆえ、相続税対策とはいえ個人から徐々に所有が離れていく現実。それは家族という愛の崩壊を意味するものでもあった、、。
[review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | キタノブルーに小津安二郎の映画のようだった。(2017・07・12ASKMYC) (USIU) | [投票] |
★3 | オルセー美術館二十周年記念の一環として制作されたというこの作品。美術品が異なる場所に置かれ、異なる人々に囲まれる様を見せ、美術品の存在意義を静かに、だが根本的に(かつ映画的に)問う姿勢が挑戦的。美術品の運命を通して、「時間」を描いた映画。 [review] (煽尼采) | [投票] |