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千羽鶴 (1969/)

[Drama]
製作永田雅一
監督増村保造
脚本新藤兼人
原作川端康成
撮影小林節雄
美術下河原友雄
音楽林光
出演平幹二朗 / 若尾文子 / 梓英子 / 京マチ子 / 南美川洋子 / 船越英二 / 北林谷栄
あらすじキクジ()は両親亡き後、何故か亡父の愛人()に母親面されて暮らしていた。今日も今日とてお茶会に誘われて出かけてみたら、「ほっほっほ、今日は実はキクジさんのお見合いざぁます」なんて亡父の愛人の罠にマンマとはめられて、イイ面の皮であった。ところがその席上、もう一人の亡父の愛人であった大田夫人(文子タン)とも再会。その儚げで悲しみを湛えた姿にキクジは愛情とも憎悪ともつかぬ不思議な感慨を受けるのだった。「この女が死ぬまで父を虜にし、母を苦しめた女なのだ」と思うとムラムラと欲情が湧いてきた。 [more] (ボイス母)[投票(2)]
Comments
全8 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4∞世代に渡って引き継がれる男女の泥沼劇内の、止まる素振りを見せない永遠の男女関係を増村保造が鬼のように活写。また、若尾文子の作中での止めどなく流れる涙は、これまでの増村保造との仕事を思い出しているかのようであった。 [review] (ジャイアント白田)[投票(1)]
★4本作でも人物の近さ、茶室入り口や室内の狭さ、襖や壁を画面内に取り込んで緊張感を醸し出す手法が秀逸。会社の応接室ですら窮屈に撮られている。W看板女優の存在感に負けず対抗し得ている梓英子も好演。若尾文子の演技は他の映画でいつも演じている典型的キャラを戯画化したような感じで、なよなよくねくねする度に笑える。 (赤い戦車)[投票]
★4こゝでも増村保造のキャラクター造型は徹底的だ。特に若尾文子梓英子の母娘が見せる陰鬱さは尋常じゃない。敵役である京マチ子の得体の知れない不気味さもいい。 [review] (ゑぎ)[投票]
★3一見ご立派すぎる意見の持ち主ではあるが、あなただけには言われたくない!っていわれそうなウザい愛人1号と、めちゃくちゃに淫らだけどかわいくて憎めない女の対比。なんで捨てられた女がエラそうにしてるんだ!!って息子も言わないかな、フツー。フツーの家庭じゃなかったからしょうがないのか。 [review] (Shrewd Fellow)[投票(1)]
★3若尾文子がやばすぎ。最初っから最後までフェロモン垂れ流しで喘ぎっぱなしって感じ。平幹二朗と二人で食事する座敷の場面で、話しかけながら少しずつ擦り寄ってくる姿の色気といったら! [review] (緑雨)[投票]
★3日本家屋と庭と、重く美しい美術がいい。あまり動かないカメラが、不毛さを知っていていい。おんなたちの自我がそのままうずまく世界もリアルでいい。そこで男の自我はどう流されるのか、というがテーマかな。でも、それを描くには、たとえば『8人の女たち』みたいにコメディのほうがいいんじゃないかな。若尾文子の過剰な演技はそれを知っていたんじゃないかな。シリアスにやったらたぶんもっと混乱した映画になったろう。 (エピキュリアン)[投票]
★3増村と若尾の表現する女の情念もここまで来るとさすがについて行けない。若尾文子もただ気の狂った不気味な女にしか見えない。 (直人)[投票]
★2台詞が・・・脚本が「ソレはないでしょう!?」と現代女性の怒髪天を誘う出来。巨匠もハナクソほじりながら映画を撮ることがある模様です・・・ [review] (ボイス母)[投票]
Ratings
5点1人*
4点5人*****
3点8人********
2点2人**
1点0人
16人平均 ★3.3(* = 1)

[この映画が好きな人]

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