★4 | 藤田敏八作品でブレークした直後の作品だった。あの頃、少年だった僕らは皆秋吉久美子に「吸い込まれていった」。けっして「萌えた」のではない。何故なら彼女は常に「何か」を発信していたから。だけどそれが今でも何かは分からない。 [review] (sawa:38) | [投票(3)] |
★4 | 2時間ドラマと大差ないストーリーと配役なのだが新藤・野村ラインは熟達のコクを映画に付与する。分けても秋吉久美子のノンシャランを高橋の硬質と同一画面上で均衡させたのは演出の為せる技。他の出演者も総じてベストワークと言っていい。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 兄(高橋秀樹)と妹(秋吉久美子)の溝。それは都会を生活上昇の場とする60年代的堅実志向と、刺激に満ちた享楽の場と感じる70年代的浮遊志向の世代間ギャップでもある。小品ながら、都市に翻弄される兄妹メロドラマとして時代感溢れる秀作。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 前年に『砂の器』を撮って脂が乗ってる時だけあって、野村芳太郎の安定した演出…と思ってたら終盤、突如奇天烈な展開になって爆笑。['05.10.19DVD] [review] (直人) | [投票(3)] |
★3 | 兄が刑事で妹は泥棒、ってのは本来コントの設定なんだろう。これを大真面目に演るものだから奇妙な味わいが醸し出されている。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | 話として松本清張原作と比べてしまうのはやっぱり酷なんだろうか。とは言え、確かに秋吉久美子ははまり役。[フィルムセンター] (Yasu) | [投票(1)] |
★3 | この頃の秋吉久美子は妹役がはまっていますね。『妹』,『あにいもうと』…,そしてこの映画。 (熱田海之) | [投票] |
★2 | 秋吉久美子は、70年代前半の映画界を覆っていた虚無と絶望を一身に受け、体現していた女優なのだと、その当時の主演作を観るたびに痛感させられてしまう。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |