★3 | 列車に乗った男(2002/仏=独=英=スイス) | 流れ者のミラン(ジョニー・アリディ)がフランスの片田舎の駅に降り立った。立ち寄った薬局で老教授・マネスキエ(ジャン・ロシュフォール)と出会い、彼の家に滞在することになる。数日を過ごすうち、ミランがこの町にやって来た理由、マネスキエの生活、そして二人が人生について考えていることが、次第に明らかになっていく。[90分/カラー/シネマスコープ] | [投票] |
★4 | ぼくの好きな先生(2002/仏) | フランス南西部・オーベルニュ地方の小さな村。4歳から11歳の子どもたちが通う小学校では、たった1人の教師であるロペス先生が教えている。当然、クラスは1つしかない。そして、先生はもうすぐ定年を控えている。それを知ってか知らずか、毎日楽しそうに教室で過ごす13人の子たち。冬が去り、春が過ぎ、夏がやってくる。卒業していく子、入学してくる子。学期が終わり、また新しい学期が始まる。ロペス先生はたった1人、小学校で教えている。[104分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ] [more] | [投票(2)] |
★2 | 犬と歩けば チロリとタムラ(2003/日) | えーと、オレ、靖幸(田中直樹)です。定職に就かずにブラブラしてます。同棲していた彼女の美和(りょう)が郷里に帰ることになって、宿無しになっちゃいました。どうしようかと思ってたら、捨てられたらしい犬が何となく寄ってくるので、昔の同級生の名前から「タムラ」って呼ぶことにしました。でもさすがに職なし・家なしで犬を飼うのはキツイなあ…と困ってたんですが、「セラピードッグ協会」っていうのがあるらしいですね。さっそく先生(大木トオル)にお願いして、タムラ(とオレ)を引き受けてもらうことになりました。がんばろうぜ、タムラ![107分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★4 | あこがれ(1957/仏) | 南仏の小さな町に住む少年たちのアイドルは、彼らよりずっと年上のお姉さん・ベルナデット(ベルナデット・ラフォン)。彼女が自転車で通り過ぎるたびに、じっとあこがれの眼差しを送る少年たちは、やがてその興味の対象を彼女の恋人・ジェラール(ジェラール・ブラン)にも広げるが…。モーリス・ポンスの原作「いたずらっ子たち」を基にした、フランソワ・トリュフォー初期の短編。[23分/モノクロ/スタンダード] | [投票] |
★4 | 幸せになるためのイタリア語講座(2000/デンマーク=スウェーデン) | 市役所で開かれるイタリア語講座には、いろいろな人が集まってくる。妻を亡くした新任牧師(アンダース・W・ベアテルセン)、気のいいホテルマン(ペーター・ガンツラー)、短気なレストラン店長(ラース・コールンド)、その下で働くイタリア人ウェイトレス(サラ・インドリオ・イェンセン)、アル中の母親を持つ美容師(アン・エレオノーラ・ヨーゲンセン)、不器用なパン屋店員(アネッテ・ストゥーベルベック)。悩みを抱えつつも講座に参加する彼らは、お互いに触れあううちに、忘れかけていた希望を取り戻していく。[112分/カラー/スタンダード] [more] | [投票] |
★4 | スクール・オブ・ロック(2003/米=独) | 売れないギタリスト、デューイ(ジャック・ブラック)は、代用教員の親友・ネッド(マイク・ホワイト)の家に居候中。家賃を溜めすぎて追い出されそうになったところへ、ネッドに臨時教員職のオファーが。彼になりすましたデューイ、首尾よく名門小学校にもぐり込むが、授業などする気はない。ところが担当クラスの音楽の時間を覗いたら、彼らの驚くべき音楽的才能にビックリ。こいつらを利用して一山当てよう!と目論んだデューイ、子どもたちを言いくるめて楽器を持たせる。「スクール・オブ・ロック」と命名されたこのバンド、堅物の校長(ジョーン・キューザック)の目を盗んでの練習が始まった![108分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票(1)] |
★3 | アフガン零年(2003/アフガニスタン=日=アイルランド) | タリバン軍事政権下のアフガニスタンでは、女性の社会的地位は著しく低かった。外出すらも男性の家族が付き添っていないと禁止となり、少女(マリナ・ゴルハバーリ)の母親は仕事に通えなくなる。「このままでは一家が餓え死にしてしまう」という祖母の意見で、少女は髪を切って少年に変装し、外で働くことを受け入れざるを得なかった。しかし、タリバンが兵士育成のために少年たちを学校へ召集しはじめ、少女もやがてタリバンに連れ去られ…。[82分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★4 | チャドルと生きる(2000/伊=イラン) | イランの首都・テヘラン。病院で生まれた赤ちゃんが女の子だと聞かされ、がっくりと力を落とす妊婦の母親。刑務所から仮釈放になって出てきたものの、故郷に帰ろうと思っても身分証なしにはバスの切符さえ買えない少女たち。未婚のまま妊娠し、病院で働く友人を頼ってきたが力になってもらえない女性──黒のチャドル(ベール)を身にまとい、イランのイスラム社会に生きる女性たちの様々な姿、そしてその人生。[90分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★4 | 悪い男(2001/韓国) | ソウルの街なかを歩いていたヤクザ、ハンギ(チョ・ジェヒョン)は、ボーイフレンドと待ち合わせ中の女子大生・ソナ(ソ・ウォン)に目を止めた。強引に彼女の唇を奪い、周囲の人間に取り押さえられたハンギに、ソナは侮蔑の言葉を投げかける。そんなソナを、ある日ハンギは罠にかけ、売春街へ売り飛ばしてしまう。小さな部屋で男たちの相手をさせられるようになったソナの姿を、ハンギはじっと陰から見守り続ける。[103分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★3 | アザー・ファイナル(2002/オランダ=日) | 2002年夏、日韓共催で開かれたサッカー・ワールドカップ。世界のトップを決定するこの大会の陰で、「世界のボトム」を決定する試合が開かれた。対戦したのは、当時国際サッカー連盟(FIFA)ランキング202位でアジアの奥地に位置する山国・ブータンと、203位のカリブ海に浮かぶ小国・モントセラト。横浜で開かれるワールドカップ決勝と同じ日に開催が決まった、世界一を決めるもう一つの決勝=「ジ・アザー・ファイナル」に参加するブータン・モントセラト両国チームの、試合当日までの模様を追うドキュメンタリー。[77分/カラー/ヴィスタ] [more] | [投票] |
★3 | MONーZEN(2000/独) | 東洋思想に憧れるあまり、「モンゼン」とか何とかいう日本の禅寺での修業に参加する計画を立ててしまった中年のドイツ人・グスタフ(グスタフ・ペーター・ヴェーラー)。ところが出発の直前になって、生活に疲れた妻に逃げられた兄・ウーヴェ(ウーヴェ・オクセンクネヒト)が、ショックのあまり「オレも連れてってくれェ!」と泣きついてきたから話がややこしくなる。なんとか日本に着いた二人だが、いきなり夜の東京で迷子になったうえに、トラブルが重なって一文無しに。「モンゼン」までの道は遠い。[108分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ] [more] | [投票] |
★3 | 風が踊る(1981/台湾) | 女性カメラマンのシンホイ(幸慧、フォン・フェイフェイ)は、コマーシャルの仕事で出かけたロケ先で、チンタイ(金台、ケニー・ビー)という青年と出会う。事故で失明するまでは医師だったという彼に、シンホイは興味を覚える。やがてチンタイはシンホイにほのかな恋心を抱くようになるが、彼女にはCMディレクターをしているルオ・ズ(羅子、アンソニー・チェン)という恋人が既にいたのだった。[92分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★5 | 東京原発(2002/日) | 西新宿・東京都庁のある朝。都の幹部職員たち(段田安則・平田満・田山涼成・菅原大吉・岸部一徳・吉田日出子)のもとに、都知事・天馬(役所広司)からの、緊急会議を招集する旨のメールが届いた。何ごとかと訝りつつも会議室に集まった幹部たちを前に、天馬は驚くべきプランを語りはじめる。それは、原子力発電所を東京都内に誘致するという、前代未聞の計画であった。[110分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★3 | 舞台姉妹(1965/中国) | 1935年の中国の農村。この地に公演に来ていた田舎回りの劇団に、チュンホア(春花、シェ・ファン)という、売買婚で売られていくことになっていた娘が逃げ込んでくる。劇団の座長に拾われた彼女は、座長の娘のユエホン(月紅、ツァオ・インティ)と共に女優として修行することになる。やがてめきめき実力をつけた二人だったが、座長が病死してしまい、二人は上海の劇団に売り飛ばされることに。姉妹の契りを結んで上海へ入った二人は、ここでもたちまち人気を博するようになる。しかし、この成功によってやがて二人の考え方の違いが明らかになり…。[100分/カラー/スタンダード] [more] | [投票] |
★4 | 黄泉がえり(2002/日) | 熊本県阿蘇地方で、「亡くなった人間が家族のもとに戻ってくる」という現象が相次いで起きていた。死んだ時の姿そのままで戻ってきた彼らに、家族は驚きつつも喜んで迎え入れていた。東京から調査に来た、地元出身の官僚・川田平太(草なぎ剛)はこの現象を「黄泉〈よみ〉がえり」と名付ける。そんな平太は、亡くなった親友・俊介の恋人だった、葵(竹内結子)と久しぶりに再会し、俊介の「黄泉がえり」を願う彼女の姿に動揺する。平太もまた、葵を密かに想っていたのだ…。そして「黄泉がえり」現象の調査が進むにつれ、平太と葵の葛藤も更に深くなっていく。[124分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票(1)] |
★4 | 花とアリス(2004/日) | 花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)は、中学からの仲良し二人組。
いつもアリスに振り回されている花は、通学途中で見かけた高校生(郭智博)に夢中。
春、二人はその彼と同じ高校に入学。
彼が宮本という名前で、落研部員であることを突き止めた。
ある日、宮本の後を尾けていて、彼が転んで頭を打ったのを見た花は、とっさに口に出していた。
「私のこと分かります? 私たち付き合ってるの覚えてますか?」
[135分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★4 | きょうのできごと(2003/日) | 大学院に進む正道(柏原収史)のお祝いで、友人たちが彼の家に集まった。恋人同士の中沢と真紀(妻夫木聡、田中麗奈)は将来の夢を語り合う。テレビでは「ビルの壁の間に挟まってしまった男」のニュースが流れている。けいと(伊藤歩)は気弱なかわち(松尾敏伸)に急接近し、かわちは彼女(池脇千鶴)とうまくいかないことを先輩の西山(三浦誠己)に話す。テレビはやがてクジラが沿岸に座礁したことを伝える。彼らの些細な日常は、非日常と隣り合わせで流れていく。[110分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票(2)] |
★4 | 女人の館(1954/日) | 神戸の一角にある丹野邸は、一人息子・周一郎(尾棹一浩)が東京へ出ていって以来、あるじで学校教師の丹野夫人(東山千栄子)を筆頭に姪の万津子(北原三枝)や下宿人の高代(水の江滝子)など女性しか住んでいない、人呼んで「女人の館」である。そこへ、矢田と名乗る青年(三國連太郎)が新しい下宿人としてやってきた。丹野夫人ら住人に気に入られる矢田だが、周一郎と恋人同士だった万津子は、彼の部屋に住むことになった矢田に内心で反発していた。しかし、ある日東京に出向いた高代によって、周一郎に新しい恋人ができたらしいという情報が万津子の耳に入り…。[98分/モノクロ/スタンダード] | [投票] |
★2 | ミッシング・ガン(2002/中国) | 田舎町の警察官、マー・シャン(馬山、チアン・ウェン)はある朝、自分の拳銃がなくなっていることに気づく。ゆうべは妹の結婚式でひどく酔っていた。誰かがその隙に盗んだに違いない…。自らの過失を埋め合わせするべく捜査を始めるマー。そして辿りついたのは、町一番の金持ち、チョウ(周、シー・リャン)、そして彼と暮らしている女性でマーの昔の恋人、モン(小萌、ニン・チン)だった。彼らが重要な鍵を握っていると信じて疑わぬマーだが…。[86分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★4 | 春の惑い(2002/中国=香港=仏) | 1946年春、抗日戦争が終わったばかりの中国・蘇州。旧家・ダイ(戴)家に嫁いだユイウェン(玉紋、フー・チンファン)は、病気で長く臥せっている夫・リーイェン(礼言、ウー・ジュン)と、平凡な日々を過ごしていた。ある日、ダイ家に1人の来客がやってきた。リーイェンの旧友だというその客を見て、ユイウェンは言葉を失った。それは、彼女の初恋の相手・チーチェン(志忱、シン・バイチン)だった…。[116分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |