★3 | 新 あつい壁(2007/日) | 駆け出しライターの野々村卓也(趙民和)は隅田川のホームレスの友田(河原崎建三)から50年前に熊本で起きたある殺人事件の話を聞かされる。「俺は、その犯人、吉村勇吉・(安藤一夫)のせいにして盗みをした。後でその犯人が死刑になったと聞いたが、あの殺人事件も無実かもしれねえ・・・」卓也は、その事件が冤罪であることをスクープすれば記者として認めてもらえると思い、半ば興味本位でその事件を取材しようとする。しかし編集長の福島(小倉一郎)は「自費ならいいよ。」と相手にしてくれない。どうしても諦めきれない卓也は編集長の同僚女性・(左幸子)や付き合っている彼女の後押しもあって、少しづつ事件のことを調べ始める。[中山映画株式會社/カラー・ヴィスタ/111分]
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★3 | お吟さま(1978/日) | 千利休(志村喬)の娘・吟(中野良子)は幼馴染の高山右近(中村吉右衛門)と五年ぶりに再会し、「右近様以外にはどこにも嫁がぬ」と秘めた想いをぶつけるが、妻(遥くらら)のいる右近には相手にされない。利休と母の宗恩(岩崎加根子)の強い薦めで万代屋宗安(原田大二郎)と意に染まぬ結婚をした吟だが、右近への想いは募るばかりである日思い切った行動に出るも「キリシタンとして許されぬ」と拒絶される。
やがて吟は大茶会で秀吉(三船敏郎)に見初められ、右近はバテレン追放令により窮地に立たされる。二人の運命や如何に。田中絹代版のリメイク[東宝/カラー・スタンダード/118分]
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★3 | My Son あふれる想い(2007/韓国) | 強盗殺人の罪で無期懲役囚のイ・カンシク(チャ・スンウォン) は模範囚なので1日だけ外出を許可される。カンシクは顔も覚えていない息子ジュンソク(リュ・ドクァン)に会うため、パク刑務官(イ・サンフン)と共に故郷を訪れる。15年ぶりに会う息子はよそよそしく、老母(キム・ジヨン)はボケてしまっていたが、家族は次第に打ち解けていく。[カラー・ヴィスタ/103分] | [投票] |
★3 | 東京の休日(1958/日) | 米ファッション界の女王と言われるデザイナーのメリー川口(山口淑子)は両親の墓参り目的でお忍びで帰国したつもりだったが、記者(平田昭彦)に記事にされる。記事を見た幼馴染のマダム蝶子・(久慈あさみ)はメリーに小松原寛(上原謙)のプロデュースでファッション・ショウを開こうと持ちかける。「この話は誰にも内緒だよ。」と言いつつ小松原は芸者の八千代(八千草薫)に、八千代はアジア毛織・宣伝部長の林敬太(小林桂樹)に、林は喫茶店員の堀洋子(司葉子)に、洋子は花屋のジョージ田中(宝田明)に…というように話が広がってしまう。そんなある日、菩提寺の天海和尚の甥である泉二郎(小泉博)がメリーを訪ねる。幼馴染の二郎だと思い出したメリーは親近感を抱き、二人は急速に接近する。
[東宝/カラー・スコープ/89分]
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★4 | 鬼火(1956/日) | 蝉の泣く猛暑の中、忠七・(加東大介)はガスの集金に勤しんでいた。キャンデー屋・(佐田豊)と世間話をした後に訪問した中流家庭の奥さん・(中北千枝子)からはラッキーストライクを貰ったり、水原・(中村伸郎)という主人と女中・(中田康子)がしっぽりしているところに出くわしたりと悪くない商売である。自身も松田しげ・(清川玉枝)から家賃を迫られている身だが、集金は忠七の自尊心を満たしてくれるのだ。そんなある日、同僚の吉川・(堺左千夫)が「逆さにしても鼻血も出ない」と言う、ひろ子・(津島恵子)という女の家を訪ねると「寝たきりの旦那・(宮口精二)の薬を煎じるためにガスを止めないでくれ。」と懇願される。女の浴衣姿を見て劣情にかられた忠七はある交換条件を持ちかける。
[東宝/モノクロ・スタンダード/46分]
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★3 | 続々大番 怒涛篇(1957/日) | 昭和13年初秋、株の空売りに大失敗し、木谷寛二・(河津清三郎)も失った赤羽丑之助・(加東大介)は"神経衰弱"と称して故郷に帰るが、農業を継ぐのは断念して新商売を思いつく。船で特産品のイリコを大阪に運んで売り、帰りは軍手や地下足袋を仕入れてくるという算段だ。船は森家の主人・(柳永二郎)から借り、機関士は多平・(広瀬正一)で大阪駐在は勝やん・(三木のり平)という感じで商売はとんとん拍子に運ぶが、久しぶりに再会したおまきさん・(淡島千景)にヤミ商売などやめて株屋に戻ってくれと説得され、北浜で勝負を張る。シリーズ第3作[東宝/モノクロ・スタンダード/110分]
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★3 | 大番 完結篇(1958/日) | 前作で都落ちした赤羽丑之助(加東大介)も昭和24年の証券取引所が再開した頃には新どん(仲代達矢)がマスターをする喫茶店の2階で細々と株取引を再開していたが、チャップリンさん(東野英治郎)や皇国パルプの川田(山村聡)のアドバイスで一山当て、朝鮮特需にも乗ってついには70名もの社員を抱える丸大証券の社長に上り詰める。リンカーンに乗ってゴルフ三昧の丑之助はおまきさん(淡島千景)を横目に秘書の長谷部マリ子(団令子)や小花(中田康子)に梅香(青山京子)と女関係も派手になってゆくが、旧華族の有島可奈子(原節子)への一途な想いは変わらず、窮状に陥っていたところを救う。
シリーズ最終作[東宝/モノクロ・スタンダード/105分]
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★3 | 続大番 風雲編(1957/日) | 宇和島に都落ちしたギューちゃんこと赤羽丑之助・(加東大介)だが、株でスッテンテンになったことを知らない島の人々は立志伝中の人物の帰郷だと持ち上げてくれる。気をよくした丑之助は相撲やら小学校やらになけなしの残り銭を寄付したり、旧友とドンチャン騒ぎ。挙句の果てには梅香・(青山京子)という芸者の身請けまで約束する。「いつか一国一城の主になってみせる」と決意を新たにして上京した丑之助は再び株で成功を収めるが、上京してきた梅香がもとで、おまきさん・(淡島千景)とひと悶着が起きる。シリーズ第2作。冒頭に前回までのあらすじが12分ほど入る。[東宝/モノクロ・スタンダード/123分]
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★3 | 考える葉(1962/日) | 山梨の田舎から上京してきた崎津弘吉・(江原真二郎)は刑務所で知り合った井上代造・(鶴田浩二)に、
民政党の中野博圭・(柳永二郎)が社長をしている大日建設の警備員の仕事を紹介してもらい、代造の妹の美沙子・(磯村みどり)ともいい雰囲気。
代造は実業家の板倉彰英・(仲谷昇)から請け負ったヤバい仕事を弘吉に依頼するが、弘吉の人柄が気に入っていたので中止を伝えようとするが失敗する。
そして予定通りに仕事をした弘吉は、日本軍が掠奪した隠匿物資の調査の為に来日していたラバーナのルイズ・ムルチ・(フェイズ・ザイヌーラ)を射殺したピストルを手にしたことで暗殺の嫌疑をかけられる。[東映/モノクロ・スコープ/85分]
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★3 | 美味しんぼ(1996/日) | 東西新聞社の創立100周年記念事業として企画した"究極のメニュー"を作るにあたって、文化部から山岡士郎・(佐藤浩市)と栗田ゆう子・(羽田美智子)が選抜され、監修を陶芸家の海原雄山・(三國連太郎)に依頼するが、企画に士郎が関わっていることを知った雄山は監修を辞退する。二人は親子だが、実に13年もの確執があった。一方、東西新聞社とライバル関係にある帝都新聞は雄山を監修とする"至高のメニュー"なる企画を立ち上げるが、それを知った週刊タイムが誌上で"究極vs至高"の対決をしないかと持ちかける。[松竹/カラー・ヴィスタ/107分]
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★2 | ボーン・トゥ・キル(1996/韓国) | 殺し屋・キル(チョン・ウソン)は向かいのアパートに住む売れない歌手・スハ(シム・ウナ)のことが日頃から気になっていたのだが、ある晩、YAMAHA VMAXに乗ってブラブラしていると、ちょうど泥酔しているスハを発見する。キム・ハクチョルが第17回 青龍映画賞/助演男優賞[スンフィルム/カラー/110分]
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★3 | たそがれの東京タワー(1959/日) | 銀座にある洋裁店リラに勤めて3ヶ月になる孤児の吉野京子・(仁木多鶴子)はふと立ち寄った東京タワー展望台で自動車整備工の津田直樹・(小林勝彦)と知り合い恋に落ちる。着る服のない京子は店の商品を持ち出してデートを重ね、"貧しいお針子"である自分を必死に繕おうとするが、嘘に嘘を重ねるうちに直樹と会うのがだんだん辛くなってゆく。公開2ヶ月前に完成したばかりの東京タワーを舞台にしたメロドラマで主題歌はフランク永井の「たそがれのテレビ塔」[大映/モノクロ・スコープ/63分]
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★3 | わが恋の旅路(1961/日) | 有閑マダムの宇佐美夫人・(月丘夢路)と別れ横浜タイムス社の記者として働き始めた石橋潔・(川津祐介)は先輩記者の津田進二・(佐藤慶)に連れられて入ったカフェ(※今のキャバクラ)朱印船で東千江・(岩下志麻)に一目惚れする。急速に接近する二人であったが、千江は金持ちのボンボンである木村泰一・(渡辺文雄)に結婚を迫られており、ギャンブル狂で働かない千江の父親の力衛・(三井弘次)は木村の金を当てにして千江に木村と結婚するように言う。
[松竹/カラー・スコープ/92分]
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★3 | 白い崖(1960/日) | 大橋証券の社長秘書の尾形徹男・(木村功)は社長令嬢の美千代・(佐久間良子)と結婚を約束しているが、社長の大橋治太郎・(進藤英太郎)に反対されるのは目に見えているのでまだ秘密にしていた。
そんな矢先、治太郎が脳溢血で急死してしまうが、野心家の徹男はウソの遺言を重役たちに伝え、美千代と結婚し、まんまと出世する。しかし美千代が父親の妾、青木英子・(藤間紫)と徹男の仲を知ってから事件が起こる。
[東映/モノクロ・スコープ/122分]
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★3 | 君は裸足の神を見たか(1986/日) | 高校生の吉村茂・(石橋保)と鈴木真二・(児玉玄)は幼馴染であり、画家志望の茂は絵の為、真二は家計の為に新聞配達に勤しむ毎日。茂は父の良三・(樋浦勉)と母の妙子・(小熊恭子)に画家の道を反対されて家業の建築業を継ぐように言われ、父親を亡くして母親のハツ子・(矢吹寿子)と二人暮らしの真二の進路は未定である。
そして茂は片想いの菊池春代・(会沢朋子)に絵のモデルをしてもらいたく思うが告白できず、真二は寺島瞳・(洞口依子)に片想いである。ある日、茂は瞳に真二のことを話すと、逆に瞳は茂のことが昔から好きだったと打ち明けられる。[ATG/カラー・ヴィスタ/100分]
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★3 | 暴走特急 シベリアン・エクスプレス(2008/スペイン=独=英=リトアニア) | 鉄道マニアのロイ・(ウディ・ハレルソン)と写真が趣味の妻のジェシー・(エミリー・モーティマー)はモスクワ行きのシベリア特急で旅行中、個室で一緒になったカルロス・(エドゥアルド・ノリエガ)とアビー・(ケイト・マーラ)のカップルと親しくなる。そんな矢先、鉄道見物に夢中のロイはイルクーツク駅で列車に乗り遅れてしまい、3人は次のイランスカヤ駅で翌日まで待つことに。翌朝、ジェシーの部屋をカルロスが訪れジェシーを誘惑するが、ジェシーも万更でもない様子。しかし既に事件に巻き込まれているのを知る由もないジェシーであった。[カラー・ヴィスタ/111分]
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★2 | レイン・フォール 雨の牙(2009/日) | 日系アメリカ人のジョン・レイン・(椎名桔平)は
自然死に見せかけた暗殺を行う殺し屋であり、
ベニー渡辺・(若松武史)からの依頼で
国土交通省の官僚3人(石川、清水、川村安弘・(中原丈雄) )を
殺害するが、川村の所有するフラッシュメモリーが元で
CIAのウィリアム・ホルツァー・(ゲイリー・オールドマン)から
から追われることになり、川村の長女、みどり・(長谷川京子)
と共に逃亡する。[カラー・スコープ/111分]
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★3 | 北村透谷 わが冬の歌(1977/日) | 日清戦争開戦の前年、明治26年末。北村透谷・(みなみらんぼう)に代わり明治女学校を訪れた妻の美那・(田中真理)は夫の退職を知る。ちょうどその頃、透谷は自殺を試みていたが美那の発見により未遂に終わる。噂を聞きつけた透谷の友人たち(「文学界」同人の島崎藤村・(西塚肇)、戸川秋骨・(大谷朗)、星野天知・(簗正明)、美那の弟でアメリカに発つ予定の石坂公歴・(沖雅也)、透谷を裏切り者と罵る大矢蒼海・(石橋蓮司)、透谷と紙上論争中の山路愛山・(堀内正美)、樋口一葉・(藤真利子)、美那の元許婚者で医師の平野友輔・(河原崎次郎)
)が次々と北村邸を訪問する。[三映社=ATG/カラー・ヴィスタ/103分]
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★3 | 密会(1959/日) | 大学教授の宮原雄一郎・(宮口精二)の妻である紀久子・(桂木洋子)は夫の教え子である川島郁夫・(伊藤孝雄)と自宅裏の雑木林で密会を重ねていたが、ある晩、二人は目の前でタクシー強盗の殺人現場を目撃してしまう。犯人の顔を見た二人は密会が明るみに出てしまうのを恐れ警察に出頭しないことを誓うが、郁夫はテレビで被害者のインタビューを見て以来、夜も眠れなくなる。[日活/モノクロ・スコープ/72分]
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★4 | アルプス 挑戦の山(2007/米) | ベルナーアルプス地域の一峰でスイスを代表する山であるアイガー(標高3,975m)の北壁は世界的に困難な三大ルートの一つとして知られ、グランド・ジョラス、マッターホルンとともに三大北壁と呼ばれている。
登山家で文筆家のジョン・ハーリン(本人)は9歳の時に北壁での滑落事故によって父親を失うが、40年後にジョンは父と同じルートに挑む。
[カラー・アイマックス/40分] [more] | [投票] |