★0 | プルメリアの伝説 天国のキッス(1983/日) | 恵美子(松田)はハワイ生まれの日系二世。ある日、両親がホテルの御曹子:国吉(山下)との縁談を進めてしまう。双方の両親は意気投合し、国吉も恵美子を気にいる。恵美子も結婚はさておき、交際を考えてみようか迷っていた。そんな折、バカンスを利用して国吉が恵美子を日本へ連れていってくれると言う。祖父の祖国でありながら一度も訪ねたことのなかった恵美子は素直に喜ぶ。しかし、日本に着いた恵美子をトラブルが襲う。通りかかった青年:寺尾(中井)に救われた恵美子は、しだいに彼に惹かれだすのだった。しかし、サーフィンの大会を目指す寺尾には彼を見守る悠子(小野)と云うカメラマンの存在があり…。(カラー 95分) | [投票] |
★5 | ファザー、サン(2003/露=独=伊=オランダ) | 海の見える古びたアパートの最上階に父(シチェティーニン)と息子のアレクセイ(ネイムイシェフ)は二人で暮らしている。父は軍人だったが若くして一線を退き、息子は父に憧れ軍隊を目指す。アレクセイは恋人(ザスーヒナ)と父との間で葛藤していた…。ある日、軍隊時代の父の友人の息子(ラヴロフ)が二人のもとを訪ねて来る。2003年度カンヌ国際映画祭批評家連盟賞受賞。場所も時も限定せずにソクーロフが綴る親子愛を軸に広がる物語。(カラー 84分) | [投票] |
★3 | ロシア・ハウス(1990/米) | モスクワのイベント会場にてカーチャ(ファイファー)は英国人セールスマンの男に文書を託す。事態が把握できずに男が文書を調べると東西の均衡を壊すほどの核兵器に関する重要文書であった。男は託された相手バーリー(コネリー)を帰国して探すが見つけられず結局に文書は英国情報機関"ロシアハウス"の手に。すぐさま機関にバーリーは探し出され、ロシアハウスはバーリーに真相を調査すべくスパイとして、モスクワ入りを命じる。緊張した時代のロシアを舞台に描くベストセラーの映画化。(カラー 122分)。 | [投票] |
★0 | ウーウー・キッド(1987/米) | 1944年、カリフォルニア。15歳のエルスワース(デンプシー)はパーティーにて、女主人のジュディ(バルサム)に、心惹かれる。やがて彼女の隠された一面を知り、彼女の為に15歳とは思えぬ大胆な行動に出るエルスワース。ジュディとの一件があった後もさらにまた、ひと騒動を起こすことになるエルスワースの青春グラフィティ。44年、全米で起きたトゥルー・ストーリーの映画化。(カラー 98分) | [投票] |
★3 | ゴースト・オブ・ミシシッピー(1996/米) | 1936年、アフリカ系アメリカ人公民権運動家のメドガー(ジェームズ・ピッケンス・Jr)は、差別主義の男バイロン(ウッズ)に背後から射殺される。明らかに証拠はあるものの南部という土地柄、無罪釈放される犯人。やがて25年の時を経てメドガーの未亡人マリー(ゴールドバーグ)は、再審請求をする決意をし、若い検事補ボビー(ボールドウィン)と出逢う。事件に強く心を動かされ真実の為に躍起になるボビー。しかし南部には未だ古い因習と偏見は深く根ざしているのであった。実話に基づいたシリアスでヒューマンなリーガル作品。 | [投票] |
★2 | レオポルド・ブルームへの手紙(2002/英=米) | スティーブン(ファインズ)は15年の刑期を終えて晴れて自由の身になり、寂れたダイナーでの仕事を住み込みで紹介される。その店はヴィック(シェパード)の取り仕切る店だが嫌味なオーナー:ホラス(ホッパー)が度々訪れ、無口なスティーブンやウェイトレスのキャロライン(アンガー)に理不尽な態度を取るのだった。そんな日々を送りながらスティーブンはレオと云う少年(スウェット)が囚人だった頃から綴って寄越す手紙に描かれる彼と母(シュー)との複雑な日常に想いを馳せるのだった。 | [投票] |
★4 | 魔王(1996/英=独=仏) | アベル(マルコヴィッチ)は幼い頃から内向的な性格で、純粋だが周囲の人々とは、なかなか上手に人間関係を築けないでいた。それでも自動車修理工となり戦争間近のパリで生きるアベル。しかし少女のついた一つの嘘で彼は戦争の最前線へと送られてしまう。しかし彼の数奇な人生は続く。ドイツ軍の捕虜となるも実直で素直な性格を認められ上官(ヨーン)の目に止まる。やがてアベルは士官学校で雇われるようになるが…。ミシェル・トゥルニエの原作を「ブリキの太鼓」のシュレンドルフが監督。(カラー 118分) | [投票] |
★4 | 悲しみよさようなら(1990/米) | ディンキー(ライダー)は空想癖のある風変わりな性格。彼女は孤児であり養父母の元で育てられているが家庭でも学校でも、孤独だった。そんなある日、ディンキーの住む小さな町出身の大女優:ロキシー・カーマイケル(エヴァ・ファビアン)が凱旋帰郷するというニュースが流れる。ロキシーは町を出た際に夫(ダニエルズ)と乳飲み子を捨てて出て行ったという噂があった。ディンキーは自分こそ、捨てられたロキシーの子供だと信じており彼女の帰郷を誰よりも心待ちにしていた。(カラー 97分) | [投票] |
★3 | おじさんに気をつけろ!(1989/米) | ラッセル家では、子供たち(ケリー、ホフマン、カルキン)を家に残し、急遽、両親(ブラウン&ブロンカ)が倒れた祖父の元に駆け付けることに。数日の留守を子供たちだけに、まかせるわけにはいかない。そこで現れたのは親戚のバックおじさん(キャンディ)。おじさんのキャラクターは、太った見た目以上に、破壊的でキョーレツなのだった!!。…。「ホームアローン」でブレーク前のカルキンが幼い末っ子を好演。(カラー 99分)。 | [投票] |
★5 | 友だちの恋人(1987/仏) | 舞台はパリ郊外。市の職員のブランシュ(ショーレ)と学生のレア(ルノワール)は偶然出会い、たちまち意気投合。レアにブランシュはプールで泳ぎをコーチする程。ある日、ブランシュはレアの彼氏ファビアン(ヴィラール)と、その男友達のアレクサンドル(フランソワ・エリック・ゲンドロン)を紹介される。ブランシュはアレクサンドルのことが気になるが、なかなか言い出せない。そんな折り、レアはファビアンに内緒で別の男友達と出かけてしまう。暇を持て余すファビアンはブランシュをサーフィンに誘い、アレクサンドルに魅かれながらもファビアンの誘いにブランシュは応じてしまい…。4人の男女の複雑な恋するひと夏をエスプリたっぷりに描いたロメールの秀作。(カラー 102分) | [投票] |
★5 | ブラザー・フロム・アナザー・プラネット(1984/米) | NYに辿り着く一人の謎の男(モートン)。彼は言葉は話さないが触れただけで傷を治したり壊れたものを修理する不思議なパワーを持っていた。いつしかハーレムに住み着いた男は"ブラザー"と呼ばれ近隣の住民と親しくなり、修理人として糧を得る。そんな或る日、不可思議な二人組の男(デイヴィッド・ストラザーン、セイルズ)が、突然現れる、彼等はハーレム中を嗅ぎ回りブラザーを探しまわる。ブラザーと二人組は、いったい何者なのか?。そしてブラザーの運命は?。80’sが濃縮されたセイルズ監督のセンスが光るヒューマン・SF・サスペンスの傑作。(カラー 110分) | [投票] |
★4 | メディカル・レッスン 青春解剖学(1989/米) | 田舎育ちのジョー(モディン)は、医師を目指し医学部に進学。解剖の授業でチームを組む仲間たち(ズニーガ、アリス・カーター、フィールド、クロウ)とも、すぐに意気投合。想像を超えた医師へのハードな勉強の日々も、互いに励ましあう。しかし、それぞれに恋や、悩みや挫折は訪れ…。医学生を舞台に描かれた青春ドラマの隠れた傑作であり、後に日本のドラマで模倣されたほど。(カラー 109分)。 | [投票] |
★3 | 第一の嘘(1999/米) | 地方の知事選に立候補した議員ウィリアム(ハート)は、いずれはホワイトハウスを視野に入れている野心家。対立候補に対し水を明けてリードもしている。しかしTV記者シェラ(ジャコブ)は、彼のミステリアスな過去に興味を抱く。ある日、ウィリアムの元に封印された彼の過去を紐解く一枚の写真が送られ、ギリギリに保たれていた日常のバランスが壊れはじめる・・。オーソン・ウェルズが書き残した脚本を映像化したヒューマン・サスペンス。(カラー 104分) | [投票] |
★3 | サイレンス 血の呪(2003/仏) | 修道女サラ(ブーシェ)は或る日、突然に倒れる。医師であり神父のヨアキム(ドパルデュー)は彼女の精密検査を行うが要因を特定できない。ヨアキムは彼女に謎が多いことに気付き、彼女の修道女になる前の身元を調べ出す。やがて彼女に姉妹が居たことが判明する。一方、サラの姉であるガエル(ブーシェ:二役)は牢屋に居た。彼女は罪を犯し服役していたのだ。しだいにサラとガエルがひとつに繋がり出す。ヨアキムは彼女たちを救い秘密を解き明かすことが出来るのか?。(カラー 89分) | [投票] |
★4 | ワーロック(1989/米) | 17世紀、悪魔として処刑されそうになる前に姿を消すワーロック(サンズ)は、300年後にLAにて悪魔の力により復活。3つに散らばった悪魔の聖典を集めるべく奔走する。しかし、17世紀から、ワーロックの悪事を阻止する為に悪魔狩りのレッドファーン(グラント)も現代へとやって来る。ワーロックの本性に気付いたサンドラ(シンガー)と共にレッドファーンはワーロックを追うが、既に聖典の一部を手に入れたワーロックの力は強大になっているのだった。はたして彼の邪悪な野望を止めることはできるのか?。人気を得てシリーズ化されたゴシックモダンホラー。(カラー 103分) | [投票] |
★4 | サンドイッチの年(1988/仏) | 舞台は1947年、パリ。ヴィクトール(ラングマン)は15歳。両親をナチスに連れ去られ、たった一人でパリに戻って来た。もう誰も頼れる人の姿など無い。途方に暮れるヴィクトールは骨董店の求人広告を見て住み込みで雇って貰うことになる。店主のマックス(プショニャック)は風変わりだがヴィクトールの良き理解者になる。ヴィクトールは同じ年頃の上流家庭の息子フェリックス(ニコラ・ジロディ)と知り合い、意気投合する。友人となり楽しい日々を送るヴィクトールとフェリックス。やがて、ある事件が起き…。大人と子供の間の"サンドイッチ"の年を描いた秀作。(カラー 103分)。 | [投票] |
★2 | 白銀に燃えて(1994/米) | 1917年、冬。農場で育ったウィル(アスティン)は父の死により進学を諦めなければならない状況だった。しかし生前、父が息子の学費を得るため犬ぞりレースに参加しようとしていたことを知り、自ら出場を決意する。コーチ(シュレンバーグ)のもと特訓に励むウィル。しかし800kmの過酷なレースは17歳の最年少で挑むウィルに、幾つもの波乱と試練をもたらすのだった。(カラー 106分) | [投票] |
★4 | エルフ サンタの国からやってきた(2003/米) | ひょんなことから北極の"エルフ"たちのもとで30年間、育てられたバディ(ファレル)。しかし時が経ち、実は彼が"人間"であることをエルフの育てのパパ(ニューハート)から知らされショックを受ける。けれど本物の"人間"のパパに会うためにバディはNYを目指す。でも、突然エルフの格好で息子だと告げられても人間のパパ(カーン)は納得してくれるはずも無く…。全米でメガヒットしたクリスマス・ファミリーコメディ。子供ばかりじゃなく大人でも馬鹿馬鹿しくて大笑い出来る!。(カラー 95分) | [投票] |
★5 | 人生は長く静かな河(1988/仏) | ナースのジョゼット(カトリーヌ・イジェル)は15年間、愛人として尽くした医師のマヴィアル(ジェラン)が、やもめになったので当然、籍を入れてくれるものと思っていた。しかし、一向にその気配を見せない医師にカッとし12年前に起こした赤ちゃんの取り違え事件を暴露する。なんとブルジョワ家庭で育てられた少女バーナデット(ヴァレリー・ラランド)と、貧しく奔放な家庭に育つ少年モモ(マジメル)が取り違えられた二人だと云う。双方の家庭それぞれにショックと怒りが巻き起こる。とりあえず交流を持つことにし、バーナデットの両親は娘を手元に残しつつモモまで面倒を見ると提案するも、事態はややこしいことに…。(カラー 91分) | [投票] |
★4 | ソープディッシュ(1991/米) | 長寿番組「陽はまた沈む」の主演女優セレステ(フィールド)はTV賞を受賞するも私生活は波乱気味。離婚後、愛人にも逃げられ、さらに番組で共演中の女優モンタナ(モリアーティー)が、セレステをヒロインから引きずりおろそうとプロデューサー・デビッド(ダウ二ーJr)に働きかけてる始末。そんなおりディレクターのベッツィが(フィッシャー)が女優志願のローリー(シュー)を出演者の一人に起用するが、なんと偶然にもセレステの姪だった。困惑するセレステに追い打ちをかけようとデビッドはセレステの別れた夫で俳優のジェフリー(クライン)を担ぎ出すが事態は想像を遥かに超えた展開に…。(カラー 96分) | [投票] |