コメンテータ
ランキング
HELP

[POV: a Point of View]
DPへ愛をこめて
光の達人たちDirector of Photography=撮影監督にもっと光を

映画は結局、光と影という絵の具で書かれた絵なので、それを実際に描く職人=技術者=アーティストである撮影監督(DP)を、もっと追求したい気がしてました。そこで、個人的に好きなDPたちの作品リストを作って、取り合えずそれを全部観てみたいと思ってます。 なお、ビットリオ・ストラーロネストール・アルメンドロスなどの大御所ではなく(好きですけど)、いま中堅で頑張ってる感じの方々から選んでみました。 A:ダリウス・コンディ、B:ダンテ・スピノッティ、C:タク・フジモト、D:ジョン・トール、E:ロビー・ミューラー、F:ピーター・アンドリュース
C★0スイング・シフト(1984/米)
C★0プリティー・イン・ピンク/恋人たちの街角(1986/米)
C★0サムシング・ワイルド(1986/米)
C★0フェリスはある朝突然に(1986/米)
C★0愛されちゃって、マフィア(1988/米)
C★0コクーン2 遥かなる地球(1988/米)
C★0ねじれた家族(1991/米)
C★0ナイト・アンド・ザ・シティ(1992/米)
C★0青いドレスの女(1995/米)
C★0すべてをあなたに(1996/米)
C★0シークレット・嵐の夜に(1997/米)
C★0リプレイスメント(2000/米)
D★5あの頃ペニー・レインと(2000/米)「あの頃ロックと」成長するなかで、ヒーロー、ミューズ、家族(マクドウマンド凄い!&お姉さんLove&Peace!)、そして自分自身への旅がすごくチャーミングに的確に描かれている。クールな台詞がいっぱいで、泣いた。あと『シンレッドライン』でも目を奪われたジョン・トールのキャメラがめちゃいい。投票(1)
D★3レインメーカー(1997/米)社会的に考えるべきテーマは、ちゃんと入ってるぞ、って感じなんだけど・・・。なんか、掘り下げ方が不満。そんなにあっさりDVの被害者が恋人になっちゃうの?とか・・・。もう一回ひねってくれないと、映画館をでられないぞー、って感じ。でも、それでも最後まで見せられちゃったから3点。投票
D★3シン・レッド・ライン(1998/米)たしかに、激戦のさなかに、ふ、っと木々の美しさに、不条理なものを感じたりするかもしれない。でも、ナレーションはなくてよかった気がする。でも、テレンス・マリック得意の「逢魔が時」の絞り開放撮影と、アケラ・クレーンによる不思議な絵を楽しんで満足でしたけど。投票
D★3バニラ・スカイ(2001/米)はっきり言って私にはオリジナルの『オープン・ユア・アイズ』の方が、語らない慎み深さとスリルがあって、よかった。『バニラスカイ』は、わかり易すぎ。劇中の映画や音楽のディティールも、物語と関係なくて寒い(キャメロン・クロウ悪のり?)。でもジョン・トールの撮影が白昼夢のようにクリアで美しいから3点。投票(1)
D★0ウインズ(1992/米)
D★0レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い(1994/米)
D★0ブレイブハート(1995/米)
D★0ジャック(1996/米)
同じDPを起用し続ける監督、作品ごとに違うDPなのにルックが統一している監督、違う監督とやっても一定の個性を感じさせるDP。など観てゆくといろんなことが判ってきます。光、影、色、視写界深度、構図、セッティング、アングル、動き、フィルム粒子の選択などなど。そこに、DPたちの筆の技を見いだして、感動したり、驚いたり、泣いたり、笑い転げたりしつづけたいと思います。
この映画が好きな人達

このPOVを気に入った人達 (11 人)AKINDO m ina tat ルッコラ movableinferno Orpheus shak とっつぁん クリープ KADAGIO