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tkcrowsさんのコメント: 更新順

★48 1/2(1963/伊)思えば以前は米国外の実力派監督がたくさんいた。彼らの映画は日本人の感性に近いこともあり、我々の中にグイグイ入り込んできた。そしていつまでも心に残る。この映画もまたそんな傑作の一遍。夢のまた夢。宴のあと。曖昧な境界線の心地よさ、そして快楽に近い錯乱。[投票(1)]
★1愛のコリーダ(1976/日=仏)かつてのボカシだらけの本作を見て大島渚は「これは私の作品ではない」と言ったそうだ。確かにボカシやモザイクやら逆に劣情を煽るようなやり方は愚かの極み。ただ、この作品はバストアップで表現できるだろうシーンがほとんどのような気がする。見せたいがための方法論か。しかし・・・ [review][投票(1)]
★5フルメタル・ジャケット(1987/米=英)公開当時、翻訳字幕が甘すぎるというキューブリック側の指示で戸田奈津子氏から生井英孝氏(映画業界の人ではなく当時ベトナム戦争などの翻訳本を書いていた方)にバトンタッチされた有名なエピソードを覚えています。何故原田真人氏になったのでしょうね。 [review][投票(19)]
★3ネバーエンディング・ストーリー(1984/独)ドイツ映画なんですよね。だから我々が見知ったスターなんかいない。つまりその物語、世界観、そして魅力的なキャラクターが観客を惹きつけたということ。原作が有名なだけに、プレッシャーは相当なものだったはず。それを具現化しようとした勇気を称えたい。[投票(1)]
★3ギリーは首ったけ(2001/米)劇場未公開納得の雑な編集。ネタは十分面白いのに流れの悪さが全てマイナスに働く。ギリーがあそこまでジョーに思い入れることとこれでもかの不運の釣合いが取れていないのも残念。とにかく一瞬たりとも一箇所に腰をおろしておらず落ち着かなかった。ただ確かにあの詩はいいが。[投票(1)]
★4ウォレスとグルミット、危機一髪!(1995/英)粘土のスピード感。これを表現できているこの作品って凄い。うつむきがちの羊も可愛いし、グルミットの熱血漢も頼り甲斐がある。一番危なっかしいというのがウォレスというのも良い。このシリーズは本当に貶し様がないんです。ご家庭に一本常備すべきかも。[投票(5)]
★4チアーズ!(2000/米)わー、深みゼロ。でもいいんです。この映画はそんなこと目指してないし、落ち込んだときに軽く観て楽しんでくれれば、という意義は満たしている。キルスティン、確か撮影時は18歳。さすが身体がよく動く。下手な体操部より上だな、と思った元体操部の私でした。 [review][投票(1)]
★4キャスト・アウェイ(2000/米)言いたいことはいろいろあるが、まさか2時間半のうち2時間の一人芝居をすんなり見せられ、まさかウィルソンに泣かされようとは。もうこれだけで4点あげます。ラストの問いかけも単純だけど好印象。ちなみにウィルソンってトムの奥さんのリタ・ウィルソンからの引っ掛け?[投票(2)]
★3ふたりの男とひとりの女(2000/米)ファレリー兄弟って、やっぱ確信犯。彼らには偽善という言葉はダントツに嫌いなものなんだろうな。こんなに軽快なクリス・クーパーははじめて。ジムは相変わらずのわかりやすーい顔面ネタだし。それにしても脇がしっかりしているなあと感心。もちろんチョイ役にも敬意を。[投票(4)]
★3エボリューション(2001/米)ああ、バカだ。すごくバカ。でもきっとこの感想がこの映画への褒め言葉。大金かけてバカやられるのって結構好きなんですが、残念ながらバカさ加減に知性が散見。やりきるのって度胸いるのかな。『ハンニバル』と同じような時期にこれを撮ったジュリアン・ムーア、好きです。[投票(1)]
★3風と共に去りぬ(1939/米)思いっきり大河ドラマしているこの作品はなんと60年以上前に制作?改めてその凄さに茫然。ただし、出てくる人たちがみんな一癖あって、しかも共感できないっていうのは自分にとっておおいにマイナス。どうしてこんなに自己チューでスカしている連中ばかりなの??[投票(3)]
★4真夜中のカーボーイ(1969/米)孤独感と寂寥感と退廃と絶望が肩を組んでやってくる。それでもこの映画を何度も観るのは人間という生き物の断片をここまで見事に描いたのはそうそうないと思えるから。もともと人間なんて小さい。みんなそれを認めたくないけど、それでもそれを忘れてもいけない。[投票(7)]
★3エニイ・ギブン・サンデー(1999/米)よく考えるとすごくゴージャスな俳優陣にも関わらず、キャメロンも含め、この役はこの役者でなければという人が驚くほどいないのが痛い。この監督の独特の臭いを自ら薄めていたのは正解だろうが、それでもラストの試合の昂奮度は『ロンゲスト・ヤード』に遠く及ばない。[投票(3)]
★4ニューヨーク東8番街の奇跡(1987/米)可愛さを狙った制作側のあざとさを散見するも、見事騙されて「超」可愛い〜と大合唱したい。物語を単純化したのは大正解。まさにターゲットはファミリー。名作には届かないが、人に「家族で観られる映画、何かない?」と聞かれたらこの作品を推してヨシ。[投票(2)]
★3悪魔のいけにえ(1974/米)この作品が事実を元にしているということに唖然茫然。彼らを前にすると法律とか倫理とか無力ですよね。行動は時に理屈よりも説得力がある。ここまでめちゃくちゃな行動をされると彼らの存在を一瞬認めてしまう自分がいて、そこがこの映画の一番怖いところ。[投票(1)]
★4インティマシー 親密(2000/スペイン=英=独=仏)様々な意味での濃厚な2時間。終始切なさがつきまとい、中でもクレアの旦那の糸のように細い健気さには泣かされた。こういう愛もある、ということを強引に納得させられたかの様。確かに愛には様々な形があっていい。互いの隙間を埋めあって、そしてまたいつもの明日を迎える。それが男と女。[投票(2)]
★4ムッシュ・カステラの恋(2000/仏)いかにもフランス映画らしい緩い時間を堪能。それぞれのキャラクターが立っており、しかもお互いをつぶし合わない見事さ。面白かったのが主要人物全て、黙っていると気難しい人たちに見えるものの、ちょっと押すと砕けそうなところ。このラストの爽快感はいったいなんだ。[投票(1)]
★3南極物語(1983/日)ヴァンゲリスのこのテーマ曲はご本人もお気に入り。いかにも制作陣の『炎のランナー』便乗だけど彼はおざなりな仕事はしなかった。プロですね。作品は動物愛護の精神から見ると噴飯もの。それでも犬たちの健気な頑張りに涙。ここまで健さんの存在が霞んだのも犬たちの名演技の賜物。[投票(5)]
★3ヒッチャー(1986/米)人間版『激突!』。ルトガー・ハウアーはこういう役は巧い。ただ、彼の目には感情が見える分、どうしても冷徹な人になりきれない。そこが評価の分かれ目。私の中ではそこまで冷たい男にはどうしても見えなかった。この作品におけるしぶとさもどうも納得できず。[投票(1)]
★4奇跡の人(1962/米)あまりにも有名なエピソードであるため、ドラマというよりも記録。そうなると視点は主役の2人の演技合戦となるわけで。この2人の演技は凄い、というよりも壮絶。はっきり言って終ってこの強烈な2人しか頭に残らないのはある意味問題かと。でも決して低い点は付け難い。[投票(1)]