★4 | 不毛地帯(1976/日) | ラッキード社だから「決まりました!ラッキー!」って訳じゃないが、やはり飛行性能よりもサイドワインダーの威力が物を言うんだね。真摯に国防を見据える防衛庁将官が官房長のたぬきジジイを投げ飛ばす場面にガッツポーズだが、話はそうそううまく収まらないのが本作の魅力。重度の社会派ながら娯楽群像劇としても見事に成立している。 | [投票] |
★2 | 不都合な真実(2006/米) | はっきり言って「地球は今…温暖化の危機」みたいなNHK特番かなんかを見れば充分。別にゴアさんの笑えないジョークを聞きたかったわけじゃない。エンドロールの押し付けがましさも嫌だ。多少大袈裟でもいいからもっと危機感を煽ってくれないと俺みたいに途中で寝る奴続出だ。データよりまず人を惹きつける事が先決。選挙も映画も。 | [投票(3)] |
★3 | 真夜中の招待状(1981/日) | 70年代のミステリーに別れを告げ、小林ひとみ、あっいや麻美を主演に据えた80’な新感覚ミステリーという気がしないでもないが、落ち着く所は妙に古臭い。しかも「真夜中の招待状」って全然招待してないんだからタイトルは原作通りの方がしっくりくるよ。ラストに於ける小林麻美の心境の変化もイマイチ納得出来ないな。 | [投票(1)] |
★2 | 昭和歌謡大全集(2003/日) | オバさんパワーって言うのならせめて40〜50代ではないか?なんか中途半端に若いですこの女優陣。そのくせどこか“オバさん”を自分自身認めちゃっている全員30代みどり会の面々。今の30代の女性はもっと若々しいだろ。ちょっと時代錯誤な感は否めない。ガキ集団は言及する余地なしで、さっさと逝ってくださいな。by30代の男 | [投票] |
★5 | オーディション(1999/日) | M男くんも真っ青の鍼治療プレイ(キリキリオプション付き)。 [review] | [投票(2)] |
★2 | ガンマー第3号 宇宙大作戦(1969/日=米) | 昔のSF映画だから…という事を考慮してもかなりキビしい出来映え。ミニチュア特撮は結構丁寧だとは思うが、宇宙ステーションでの攻防は緊迫感皆無。元々期待してはなかったが、監督の色も全然でてないし。だが、怖いと言うよりもただ迷惑なだけな印象の怪物が「ア〜アァ〜」鳴いて迫ってくる夢を悲しいかな見てしまうかもしれない。 | [投票] |
★3 | ミュンヘン(2005/米) | あっちこっち移動する為、ロケーションは変化に富んでて飽きない。だが残念ながらそれ位しかいいとこない。“イスラエル人の愛国心なるものの行方”みたいなものを血ドバな爆破や銃撃の見せ場を盛り込んで模索しているが、どっちも中途半端で噛み合わせも今一。電話で子供の声を聞き潤むシーンには「ええっ?もう泣くの?」みたいな。 | [投票] |
★4 | 資金源強奪(1975/日) | 資金強奪プランは少々お粗末ながら、それを補って余りある生き生きとギラついた登場人物達がこの争奪戦をグイグイ引っ張ってく。眼光鋭い銭ゲバぶりがいっそ清々しくもある北大路欣也・かき回し役のスナイパー梅宮・山城新伍のとぼけた一発ギャグ。ご都合主義もなんのその、空港でのシーケンスも鮮やかに決まってる。いや面白かった。 | [投票(2)] |
★4 | 暴走パニック 大激突(1976/日) | クライマックスにおけるあまりにも強引な“暴走の連鎖”にはもう笑うっきゃない。日頃の鬱憤を解消すべく?本能の赴くままにここぞとばかりと罵声・車をぶつけ合う一般人達。うわー俺も参加してぇ〜!この、優等生などだーれも出てこない劣等生続出の荒削りな本作、つまらない訳がない。後、H大好き婦人警官のコスプレにも注目。 | [投票(1)] |
★3 | パニック・フライト(2005/米) | 搭乗前3.5点、搭乗中3.5点、地上にて2.5点。惜しい。何というか一番クレイブンらしい終盤の畳み掛けが今一盛り上がらない。それは中盤過ぎ迄上質だった脚本が、ラストに向けての束ね方で大味ぶりを発揮してしまったからだろう。でも主演の二人は熱演、特に「28日後...」のC・マーフィーは役にハマってた。ナイスキャラ! | [投票] |
★4 | 華麗なる一族(1974/日) | 一気の200分だった。理路整然としたカットの繋ぎが奇跡的なくらい決まってて、これだけドロドロで込み入った政財界におけるパワーゲームが明瞭過ぎるぐらい分かり易い(政界といえば言語明瞭意味不明なんてのもあったね)。本作にとってはこのわかり易さが最大のポイントで、豪華役者陣の演技合戦にも充分目が行き届き、楽しめる。4.5点。 | [投票(1)] |
★3 | イーオン・フラックス(2005/米) | オリエンタルな様式美が随所に垣間見れる画的な拘りに黒髪ショートのC・セロンが案外マッチしてるし、話の方も細かな疑問はあるが同時期激似作品「ウルトラヴァイオレット」よりもだいぶ丁寧と言うか一応言わんとする事はSF的スケールも大きい。だがどうもいい子ちゃん的なんだな。ミラ魅せ一本やりな「UV」の方がやっぱ熱い。 | [投票] |
★4 | ウルトラヴァイオレット(2006/米) | 「バイオハザード2」におけるミラの超人ぶりには疑問が残ったが、それ以外での無敵っぷりは大歓迎だ。サイバーな女戦士がこれ程ハマる女優はいないんじゃないか。ヘソ出しボディスーツに黒髪ストレートそして獲物を食い入る様な眼差し!堪らんです。ミラの貢献度大だが、確信的B級(未来観・CGアクション)要素、音楽もいける。 | [投票] |
★4 | シン・シティ(2005/米) | スムーズに話は展開するがやや長尺に感じたし、ハードボイルドって言うにはイマイチ軽い。活躍する男どもも女にゃ弱いが火事場のくそ力は超人的だぜみたいなガキ臭いキャラ造形ではある。が、B・ウィリスのパートは断トツに渋いし、個人的には適度に女の助けを受けながらのC・オーウェンが現実的路線で納得。で、N・スタールは役得? | [投票] |
★4 | ペーパーハウス 霊少女(1988/英) | 自分は男ながら、この少女の不安定な心のダークファンタジーに納得してしまう。確かに思い返してみると小学生時、クラスに一人はこんな子いたなぁみたいな(勿論本作の子程ではないにしろ)。開放的なラストまで繊細さをグっと保ちながら進み、そこに実体のない恐怖も感じさせる手腕は見事。最後に…パパこわすぎー!と言っておこう。 | [投票] |
★3 | マン・ハンティング 人間狩り(1981/米) | 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」ライオン版。セコい編集で誤魔化すのかと思ったら意外にも本物のライオンとの格闘もあり、脱出方法も「ドーン・オブ・ザ・デッド」の先駆け感充分で楽しめる(ちょっと笑ってしまったが)。生態系のパワーバランスが徐々に崩れつつある日本において他人事では済まない気にさせる作品とも言える。 | [投票] |
★3 | フォートレス 未来要塞からの脱出(1993/豪=米) | “人口抑制型SF”という括りで言えば(言うのか!?)、最近の「トゥモロー・ワールド」が堂々のA級作品なら、「赤ちゃんよ永遠に」はB級シリアス系、本作はB級アクション系に属するだろう。生まれてくる赤ん坊の尊さなどどこ吹く風でギミックたっぷりなゴードン節が楽しい。苦痛モードや戦闘クローン・中性子ビーム!笑える! | [投票] |
★2 | ゾンビ・クィーン 魔界のえじき(1982/仏) | 吸血鬼として生き返ってしまった女の悲しみを描こうとしてるんだろうが、その異端者としての苦悩はD・クローネンバーグ作品の10%程度しか伝わってこない。ゴアシーンも血量は多いし悲鳴もわざとらしい位張り上げているが、断末魔の様相には程遠かった。死に際の迫真性はやっぱホラー映画ならばもっと拘ってくれ。 | [投票] |
★4 | ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003/米=独) | これぞまさに真の・・・。(か)んがえさせられる微妙な結末ながら個人的には許容範囲。死刑反対リベラル派である主人公達の(苦)悩がイマイチ伝わらなかったのはサスペンス構築にも気を配ったせいもあるが、見据えるべき(真)理はたった一つな筈。生(半)可な洞察ではゲイルとの距離は一向に硝子を隔てる事になる…。 | [投票(1)] |
★4 | デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2(2005/米=独) | 正確には前作の続編ではないという事だが、やはり1を観てから鑑賞した方がすんなり入っていける。異常な殺人一家と骨太熱血保安官の追いつ追われつを柱にした70年代テイスト(舞台も78年の設定)溢れるバイオレンスアクションで、前作とは毛色がかなり違う。これはこれで結構好きな雰囲気だ。ラストは惑わされそうになったが・・・ [review] | [投票(2)] |