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Bungeさんのコメント: 更新順

★2ぼくらの七日間戦争(1988/日)生徒がスパルタ教師(死語)に前髪を切られる場面はファシズム感たっぷり。戦争と言う題名だが戦う前の準備シーンこそ仲間同士の絆が描かれていて面白い。私の世代なら楽しめたが教師が生徒にいじめられる今の時代、もはや存在価値は皆無。私が母校の校長と偶然出会ったとき話を聞いたのだが「あまりに荒れすぎたからコワモテを雇った」とのこと。この映画の悪者は必要悪なのでしたとさ。[投票]
★4ターミネーター4(2009/米)第三者に体と心がまがいものとのレッテルを貼られてしまった者の醸し出すエネルギーはさぞ力強かろう。一昔前のTVで流行ったコピー「女性よりも女性らしいニューハーフ」を思い出す。一度は人と同じ状態を経験している、それを思い出にすがれると感じるか、落差による喪失感を表現できていると思うかは人それぞれだ。[投票]
★3ザ・フライ(1986/米)見つけた気がした新しい自分、まわりを傷つけ破滅の中でもがいている。共感のしやすい前提であるのと、SFとして無難な科学批判も感じる。変身過程の特殊メイクはホラーとして目を見張る出来で、明らかに第九地区に影響を与えている。確信的ジャンルミックスものとして良作。 [review][投票]
★2ザ・ウォーカー(2010/米)清貧をモットーとするプロテスタント国アメリカの民衆は誓いを守っていない。主は教皇を通さず直接個人にむすびつくというが、実際は大統領を介し悪用されている。 [review][投票]
★2リーサル・ウェポン(1987/米)グーニーズの監督なので家族愛や子供は上手く撮れている。しかし主人公はリーサルウェポン(人間兵器)という異名に名前負け、悪者のバックボーンは薄いというよりも皆無で、現代の若者が見るのに適しているとは思えない。しかし骨格は良いのでリメイクすればヒットすると思う。命の尊厳的なモラルを修飾しており、格闘シーンにおけるその表現方法というのが87年にしてグレイシー柔術の締め技という先見の明には驚いた。[投票]
★4バットマン(1989/米)ダークナイトのジョーカーも良いが、こちらのジョーカーはあからさまな悪人でありながら応援したくなるところが面白くダークヒーローとも異なるのだ。空気のように存在感の無いバットマンが趣旨をより明瞭にしている。[投票(1)]
★4アイアンマン(2008/米)俗悪な才人が改心を経て立ち上がる話が一番むじゃきに応援できる。下劣な金持ち連中も心を入れ替えれば空だって飛べる、ピーターパンのように。我々が立ち上がるなんて面倒くさい、改心する必要なんて無いんだ。日本でこれの政治家版を作ればヒット間違いなし。[投票(1)]
★4Dolls(2002/日)肉体労働者のおたくが安アパートの中でゆっさゆっさと体を揺らしアイドルの振り付けを真似るところを冷淡に撮るこの監督、感受性の高さとリアリズムを徹底する姿勢が強く感じられる。マイノリティをいきなり美化するのではなく、まずはありのままを知ってもらうことが大事だ。[投票(1)]
★52001年宇宙の旅(1968/米=英)これを作ったことも凄いけど、これでいけると思ったことも同じくらい凄い。この映画は親切だと思う。「理解不能の映画です」と書かれた看板を首からぶらさげてあるので純粋に楽しめる。宇宙空間に巨大な赤ん坊が登場したときは笑ってしまった。[投票(1)]
★1DRAGONBALL EVOLUTION(2009/米)クリリンとか魔封波とか町を破壊されて嘆く市長とか、ピッコロ大魔王編の面白い部分を全て削ってあるのだから徹底している。[投票]
★4七人の侍(1954/日)「母ちゃん、いまの会社やめたいよ」「アンタ、うだうだ言ってないでさっさとでかけなさい」って感じ。一致団結を描いているがプロレタリア的空気でなく「尻を叩いてやる」みたいな程よい上から目線が良い。この国が中小企業の国へと発展するにあたり多少の貢献をもたらした作品かもしれない。この映画、魁!男塾や男たちの挽歌みたいなダサかっこよさがあったら完璧なんだけどな。[投票(1)]
★5イレイザーヘッド(1977/米)この映画は見る者の童心を呼び起こす。誰だって小さい頃は雑草生い茂る日の当たらない場所が、欝蒼とした迷いの森に見えたはずだ。黄緑色をしたスライムのおもちゃを手にべとつかせるだけで屈託なく笑えた。芸術的な映画ではなく芸術を撮った映画、正真正銘だ。[投票(1)]
★2インクレディブル・ハルク(2008/米)ハルク(2003)よりかは印象的なシーンがいくつかあったので進歩。だけどハルクってそもそも放射線を浴びた影響によって強靭な肉体と情緒不安定を手にいれた、という暗い設定で、その作用は筋肉増強剤に似ている。だから純エンタメ監督よりもダーレン・アロノフスキーとかが撮ったほうが面白くなると思う。潜在能力を秘めた漫画だと思うので21世紀三度目のハルクを早々に撮ってもらいたい。[投票(1)]
★4シューテム・アップ(2007/米)劇場でなんかの映画の予告編を見た時の期待感とハイテンションがずっと続いている映画。アイデアの量が半端ない。だけど、こういう映画が出てきちゃうと80年代B級アクション映画を見る気が無くなって来るので少し悲しくもある。[投票]
★3帝都大戦(1989/日)悲壮感、誠実、意思の強さといったものを感じさせる加藤雅也ははまり役。どうしようもなかった帝都物語とは違いフランケンシュタインvsゴジラとして自立した良作に仕上げられるポテンシャルはあったのだが、いささかゲテモノに走ってしまった感がある。 [review][投票]
★4炎の大捜査線2(1997/台湾=香港)こんな作品を高く評価する映画好きは自分だけだと思うので単なる独り言 [review][投票(1)]
★5ブレードランナー(1982/米)似た者との仲は必ずしも円満とはならない。だが格別の異常者でない自己の証明となる。人形たちが最も悲しい存在であるならば、奴隷としての生活を以って物語がはじまってもいい。セバスチャンの暮らしにこそ緩やかな孤独の地獄が映し出されている。私は二人の人生を三度目撃したことである種の羨望の気持ちを持った。[投票(1)]
★5男たちの挽歌(1986/香港)暴力とやくざをスタイリッシュに描きつつも、それでいて裏社会への好奇心を根底から削ぐことに成功した大傑作。 [review][投票]
★5バトル・ロワイアル(2000/日)巨大な矛盾を孕んだ競争否定時代を描く〜平成vs団塊〜 [review][投票(4)]
★4地獄の黙示録(1979/米)争いにまつわるエピソードをうんざりするほど見せた後に打ちひしがれたカリスマが若者の前で争いの世界について語る映画・・・ゴッドファーザーPart1のセリフリメイクか。カリスマの凄みはコルレオーネよりカーツのほうがあると感じたのでこちらのほうが好み。[投票]