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chilidogさんのコメント: 更新順

★4フロスト×ニクソン(2008/米)一方的に殴られてはコーナーに戻り、膝をついては起き上がり。老獪なニクソンに挑むドンキホーテ然としたフロストが、徐々に互角の死闘に持って行く様は見事な展開。客観的な視線で且つ手に汗握らせるロン・ハワードの名ジャッジぶり。[投票]
★4チェンジリング(2008/米)底意地の悪さと慈愛に満ちる冷徹な語り口。テイクを重ねる事なく撮影は進んでいったとアンジェリーナ・ジョリー が語っているのが信じられないほどに、細部まで目配りされたクリント・イーストウッドの鋭い視線。ただ呆然と見入るのみ。[投票(1)]
★3レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009/中国)命運を分ける壮絶な決戦とはいえ、何がどうなっているのか分かりにくい悪ノリぎみのカメラワークとカット割り。そして古典を削ぎに削いでいるはずなのに、冗長とまで感じるテンポの悪さ。蹴鞠の隊長の話とか正直興味ないですわ、ジョン・ウー様。 [review][投票(2)]
★3ワルキューレ(2008/米=独)高貴に生き冷徹に行動しようとした主人公が、ただ哀れなほど滑稽に終幕へ飛び続ける。その主題たる混乱をもう少し巧く撮れなかったものか。小道具の使い方が好不調激しい。良し(レコードや電話)悪し(義眼等)か。[投票]
★3ラストキング・オブ・スコットランド(2006/英)緊迫の展開というよりフォレスト・ウィティカーの怪演に飲み込まれる。主人公であるところのスコットランド医師の視線に寄っているため、ウガンダの実情という視点からいうとやや狭いのだが。[投票]
★3ジャージの二人(2008/日)霧の山荘とゴムのユルユルに伸びたジャージに包まれた、実生活の切り傷。象徴として面白いのだが、ジャージがなくとも成立する話でもあり。で、堺雅人鮎川誠は力を抜いてひょうひょうと公演してるけれども、やっぱり違和感がある親子の間柄。[投票]
★3ジェネラル・ルージュの凱旋(2009/日)シリアスと笑いを強烈にぶち込み観る者を揺さぶった前作に比べ、その両方を使いつつより手堅い演出。こちらがシリーズという<麻酔>にかかってしまった?またもやココでも手堅い堺雅人[投票]
★3罪とか罰とか(2009/日)演劇的な演出と映画的な演出。これが代わる代わる出てきて、効果倍増なシーンと相殺してしまっているシーンで、テンポよくノレず。七癖ある強者どもの群れに放り込まれた成海璃子。意欲作である事は認めたいんだけどなあ。[投票]
★3ヤッターマン(2008/日)テンポがもの凄く良くって、且つあるところではもの凄くテンポが悪い。その不思議なテンションに妙にハマる。オールドファンとしては、ドロンジョ様は深田恭子より真矢みき様だったのですが、なかなか軽妙に演じてましたね。 [review][投票(1)]
★4少年メリケンサック(2008/日)笑えて愛おしいコミカル宮崎あおい全開、クドカンカラー大放出、バンドのオッチャンたちは割を食ったかな?現場の本気のノリと監督の愛がキャラクター達に垣間見られてホンワカします。そしてワクワクします。[投票(2)]
★320世紀少年 第2章 最後の希望(2008/日)漫画喫茶で補完するつもりだったのに、結局第2章を観てしまった。ツッコミどころも含めた近未来東京(なぜか山手線の西側ばかり)を舞台に上戸彩似のヒロインが駈ける。いや彼女はむしろ拾い物か。キャストの多さは物語への吸引力を薄めてしまった。 [review][投票]
★3チェ 39歳 別れの手紙(2008/米=仏=スペイン)28歳の方が「情熱大陸」のように行軍するある日の若者を(歴史的な日を含め)淡々と写していたのに対し、老いて動かぬ体とついてゆかぬ部下、敗退して転げ落ちてゆく勢力の焦燥感が、支配するドラマ。徒労感が前進を襲う。政治信条とは別に前後編ともに見てよかった。[投票(1)]
★3誰も守ってくれない(2008/日)骨太で真摯なテーマに押し寄せる様々な障害。作品のカラーに合わないカーアクションとそのBGM、記号丸出しなオタク、(TVドラマと連動ゆえの)未消化な人物造形。声変わり前のカレのせいで野太く聞こえる志田未来の不憫さ。 [review][投票(1)]
★4愛の伝道師 ラブ・グル(2008/米=カナダ=独)オースティンパワーズ』シリーズ以後すっかり『シュレック』の声ばかりだったマイク・マイヤーズ。溜めに溜め込んだお下劣ネタが炸裂、画面一杯に大放出。それを嬉々として演じているカメオら。こんなもんに4点もつける、はいビョーキです。 [review][投票]
★3007 慰めの報酬(2008/英)土地土地のテロップがおしゃれだし、MI6本部のモニタは欲しいテクノロジー。だがポンポンとつなぎ合わされたカットで、分かったことといえば。 [review][投票(2)]
★3チェ 28歳の革命(2008/米=仏=スペイン)兵士に説き、時に治療し、そしてただ前進す。「スーパーヒーロー」のような礼賛も卑下もせず、喘息そのままに「息苦しく」キューバの山中を行軍する。アメリカでこの映画が作られたという事実、どちらかが一方が変わったのか?全てが変わってきたのか?[投票]
★3ザ・ムーン(2007/米=英)パイロット達の、ときにユーモアを交えた証言と圧倒的な歴史的映像。ただし新鮮味はなし。教材的すぎるきらいもあり。日本版エンディングの「MOON RIVER」はあまりに唐突で無神経な編集で強制ランディング(歌自体はいいけれど)。[投票(1)]
★3激流(1994/米)たしかに大自然を収めているし、運命に抗い飲み込まれる人間の葛藤も描いている。名優達のせめぎ合いもある。が、何かフルに伝わってこない。観ているこちら側の野生本能が鈍っているせいか、はたまたカーティス・ハンソンの緩急のない演出のせいなのか。[投票]
★3ダウンタウン(1990/米)仕事を選ばない全く今と同じフォレスト・ウィティカーと、若かりしアンソニー・エドワーズ(「ER」のグリーン先生)。微笑ましさとグロさが同居する冴えないストーリー。[投票]
★3ウォーク・ザ・ライン 君につづく道(2005/米)リヴァーの弟、ホアキンをキャスティングして大成功。やはり兄を亡くす刹那のミュージシャンを歌声ごと演じ、見事大化け。相方リーズ・ウィザースプーンの歌声と共鳴し、二流な物語を「魅せる」物語に。それだけにミュージシャン転向は惜しい、ホアキン。。。[投票]