★5 | 屈曲し逸脱し行く展開を力技とも言える藤野の正論で引き戻す確信ぶりにドーパミンが年甲斐もなく溢れ出した。これは91年以降の喪われた20年が経済の停滞のみならず多くの掛け替え無い人心の有り様を磨り減らしたことへの詠嘆だ。自戒せねばと思った。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 未成年たちの論理性と倫理性、成長可能性への信頼を表明し映画は終わる。生徒裁判という奇抜な形式には内実もあった。前編以上に大きく浮上してきたのが親子の関係であった。成島監督は『八日目の蝉』より多層的にこのテーマに挑んだといえるが、テーマの透徹度では前作に劣る。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | 「学校裁判」この奇跡、この伝説!、如何にして生まれたか、否、生み出せ得なかったのか。☆3.6点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | 前編の引きがあんなに良かったんだけど、その結果がちょっと納得できないな。バランスは悪くないけど。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★3 | 原作既読。9割方原作通り。前編から神目線で観ている我々にとっては、被告人とされた生徒のための裁判ではないことは早い段階でわかっているわけで、それじゃあ一体誰のための、何のための学校裁判だったのか、物語が進むにつれてわからなくなる。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★3 | 大きい部分で言えば、若く経験が少ない役者に負わせる比重が強くなるとどうしても厳しさが増す。細かい部分で言えば、演出に粗が見えるのが成島作品にしては意外な印象がある。 [review] (Master) | [投票] |
★2 | 大騒ぎの末に子供たちが得た思いが、こんな中二病的「感慨」では、わざわざ日本社会の困難の入口である1991年に時代を設定した意味がない。優等生的結論でお茶を濁すなら、どだい無理筋の校内裁判など開かなくても、3年間みっちりクラブ活動でもすれば十分です。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★2 | いつものことだけど、うまく映像化されない「宮部みゆき」原作作品。今回も改変と改悪の嵐に襲われた。一方、原作の数千倍も面白くなるのが「湊かなえ」もの。読んで面白いのは、圧倒的に宮部みゆきなんだけど。 (capricorn1) | [投票] |
★2 | 容赦無い真っ直ぐな視線をぶつけてくる少女の瞳が和らぐまでの物語。なんだけど・・・ [review] (ペペロンチーノ) | [投票] |