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OKさんのコメント: 点数順

★4アリゾナ・ドリーム(1992/仏)話の運びは唐突だけど、個々の場面がファンタジックで心地良い。飛翔する夢想。ジョニー・デップがまるきりクストリッツァ的な「純真な青年」になっているので驚く。[投票]
★4ワンダー・ボーイズ(2000/米)よくまとまったミドルエイジ・ドラマ。余裕のある演出に役者がどれも良くて、心地よく観られた。[投票]
★4ハピネス(1998/米)アメリカン・ビューティー』ほど人物描写が戯画化されていなくて好印象。ただ父親の挿話が突出して良かったのでほかがかすんでしまったかも。[投票]
★4アメリカン・ビューティー(1999/米)「まぼろしの郊外」で「終わりなき日常を生きろ」という話。人物描写が戯画化されすぎの気もするけど、思考実験風の脚本は刺激的。[投票]
★4黒猫・白猫(1998/独=仏=ユーゴスラビア)全編が宴のような喧騒と活力。徹底して「生」についての映画。前作『アンダーグラウンド』の幕切れがどのようなものだったかを考えると、また感慨をおぼえる。[投票]
★3刑事ジョン・ブック 目撃者(1985/米)硬派の刑事スリラーと見せかけて、まるでそれを忘れたかのように「アーミッシュ生活入門編」を丹念に積み重ねる奇妙な作品。これはどうやって着地させるつもりなんだろうかと手に汗を握った。[投票(7)]
★3サリヴァンの旅(1942/米)喜劇作家の遍歴と ヴェロニカ・レイクの登場が有機的に連携していないので、統一感に欠ける。「富裕な創作者/貧しい労働者」の格差を疑わない結末のつけかたにも、さすがに古くささを感じた。[投票(2)]
★3アメリカン・サイコ(2000/米)良心的な映画化だけどどう考えても「10年遅い」のは否めない。WTC倒壊の後では、この程度のアメリカ風刺なんてお気楽なものに見える。ジョン・ケイルの音楽は虚無感があって良い。[投票(2)]
★3ファーゴ(1996/米)コーエン兄弟の映画の中で、どうもこれだけはぴんとこない作品。サスペンスのひねりはまるで感じられないし、愚かな犯罪者を「他人事」と突き放して安心するような構図も好みじゃない。[投票(2)]
★3アパートメント(1995/仏=伊=スペイン)モニカ・ベルッ チが抜群に綺麗。筋書きはヒッチコック的なひねりを盛り込みすぎて転倒しているような気もする。[投票(2)]
★3クッキー・フォーチュン(1999/米)犯罪劇めいた筋書きながら、南部の田舎町のゆったり感のため一瞬たりともサスペンスにならないアンチ・ハリウッド的演出。気の早い観客はついてこれまい、という意地悪さがほの見える。でもさすがに人物像がどれも類型で終始しすぎるように思えた。[投票(2)]
★3ギャラクシー・クエスト(1999/米)元ネタに愛着がないせいか、良心的なパロディ映画という以上の感銘は受けず。寄り道かと思われた挿話をことごとく回収する脚本は小気味良い。[投票(1)]
★3ミツバチのささやき(1972/スペイン)これに限らず、生身の子役に大人の考える子供像を演じさせて、純粋な子供の視線だと讃えるのにはどうも違和感を拭えない。まして本作の主人公は、現実と虚構をまだ厳密に区別できない年齢の子供として描かれているのだから……[投票(1)]
★3鬼が来た!(2000/中国)真摯な力作とは思うものの、発端となる「麻袋」の預け主が物語の外部にいるのなら、作者の都合でどうとでも話の展開を転がせるだろうと思えてしまい、斜に構えた気分で映画を眺めることになった。[投票(1)]
★3マルホランド・ドライブ(2001/米=仏)前半がTVドラマのパイロット版、後半はあとで追加、という製作過程の見えてしまう構成なのがどうもなあ。ナオミ・ワッツは良い。[投票(1)]
★3ナビィの恋(1999/日)登川誠仁のキャラ造形は最高。ただ、この映画はそれに見合うだけの物語を用意できていなかったように思える。[投票(1)]
★3セックスと嘘とビデオテープ(1989/米)郊外生活の倦怠。いま観ると踏ん切りの甘い内容なんだけど、室内場面の採光がやけに美しくて印象に残る。[投票(1)]
★3M★A★S★H(1970/米)他のかたも書かれているけど、主人公たちが特権的な軍医なので、いわば安全地帯からの風刺遊びに思えてしまうのがどうもなあ。ドナルド・サザーランドのキャラ造形は秀逸。[投票(1)]
★3ルナ・パパ(1999/日=独=オーストリア)タジキスタンの風景は美しかったけど、あからさまにクストリッツァ風の田舎ファンタジック・コメディで新味は少ないかな。[投票(1)]
★3サブウェイ(1984/仏)なめらかで流麗な映像が快感。お話はメルヘン調。[投票(1)]