★3 | この「プライドを捨てないこと」という矜持が、最早、資本主義も末期症状を呈し始め貧困が日常のなかに潜在化してしまった現在、ここまで気高いことなのかどうかは甚だ疑問だが、やせがまんが美徳でなくなった今だからこそ、逆説的に「面白い」と言えなくもない。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | お爺さんと飼犬の顔がどんどん似てくるのが絶妙、映画はこんな処まで演出するものなのだろうか。なべて独り者の老後はこんなもの。私も犬でも飼うか。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |
★5 | 矜持だけは残存するが最早生き抜く術を失した老人に対するデ・シーカのサディスティック視線は冷めた世間の衣を借り十重二十重に炸裂する。それでも愛犬依存な能天気ぶりがブラック。しかし少女の心折れぬ前向きさが対比として絶妙で救い難い物語を緩衝。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | 『ハリーとトント』はこれなのね。 [review] (バーボンボンバー) | [投票(2)] |
★3 | 主人公の名前はウンベルト・D・フェラーリ。犬を連れた男。通りの俯瞰から始まる。年金の値上げを要求するデモ行進の男たち。警察が来て逃げるシーン。この映画、まずは、町のロケーションやアパート等の装置がとても機能的に描かれている。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★5 | 脚本家ザヴァッティーニ50歳、初老にさしかかりこの作品が生まれた。誰が50前に老後の事を真剣に考えよう。今日本2018年、来年消費税は10%に上がり、更に年金は減少する。本作の評価は年々高まることだろう。(?) [review] (KEI) | [投票(1)] |
★3 | 慈善病院で元気ハツラツ、パタパタ走ってるウンベルトが笑える。 (kenichi) | [投票] |
★4 | 『自転車泥棒』と較べ、格段に町の生活レベルが上がっています。ネオ・リアリスモはこういった時代の変遷を見るにも適してますね。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 孤独な老人への世間の仕打ちがリアルで辛く、居たたまれなくなってくる。愛犬を使った名演出が繰り出されるラストの哀切さと愛しさは出色。個人的には『自転車泥棒』よりもこっち。 (緑雨) | [投票] |
★5 | ウンベルト・Dと聞くと、「え、なにウンコガデル?」と言いたくなる。
全国のブルジョワジーよ、初老の紳士のほろ苦い犬の生活を堪能せよ。 (alexandre) | [投票] |
★2 | デ・シーカ、苦手…。陰鬱な気分になる。なぜだろうか。 (オノエル) | [投票] |