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ベルファスト71(2014/英) | 一方の側の視線から描いていないからこそ、一兵士が翻弄される姿に対立の愚かしさを感じる。戦争とは一部の上昇部の思惑でしかないこと、兵士は「一つの持ち駒」でしかないことが悲しい。手持ちカメラによる緊張感と臨場感が圧倒的に良い。 [review] | [投票] | |
私の、息子(2013/ルーマニア) | 典型的な、金も地位もある年増オバサンの過保護話ではあるが、息子の恋人の存在がキーとなった。親が本気でモノゴト(ダメ息子)に対峙することで希望を垣間見せる結末にじわりと感動を呼び起こす。カメラワークも臨場感がありよろしい。 | [投票] | |
ザ・コンサルタント(2016/米) | ジェイソン・ボーンになりたかったベン・アフレックが、いくら過去を背負った自閉症の主人公を演じても、あざとさしか感じない。シリーズにしたい感も満載で観客に媚びている。「どう?面白いでしょ?」オーラ全開で不機嫌になる。 | [投票] | |
マグニフィセント・セブン(2016/米) | く〜〜〜っ!西部劇ってやっぱりいいねぇ〜〜!!オリジナルから新しいモノなんてないけど、爽快なドンパチと7人のキャラクターに改めて前の座席蹴ったど! | [投票] | |
スノーデン(2016/米=仏=独) | 『シチズンフォー スノーデンの暴露』はすぐれたドキュメンタリーだったが、本作を見ると、より一層スノーデンの苦悩と事件の裏側がみえてくる。頭脳明晰な若者の裏にはリベラル彼女がいた。 | [投票] | |
われらが背きし者(2016/英=仏) | ストーリーはありふれており驚きはないものの、「なぜそこまで」という道徳観が骨太。ただし主役のユアン・マクレガーはミスキャスト、大学教授?違うでしょ。 | [投票] | |
ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015/仏) | 弱者に寄り添おうととするヴァンサン・ランドンは憂鬱の塊で好演。ドキュメント風カメラは緊張感を高めるが、(精神的に)モヤモヤするシーンの連続でしっくりこない。 | [投票] | |
ハドソン川の奇跡(2016/米) | 淡々とした描写でこそ、普通の人々がたまたま巻き込まれた事故を浮かび上がらせた。時系列ではないものの、緊張感も注意力も削がれることない構成も良い。安定のトム・ハンクスと敢闘賞アーロン・エッカート。 [review] | [投票] | |
父の祈りを(1993/米) | ジェリーダニエル・デイ・ルイスの心境の変化を丁寧に追うというより、父親と時間を共にする中で見せる瞬間の表情が印象的な作品だ。2時間はあっという間だが、編集がやや粗い感があり。 | [投票] | |
トム・アット・ザ・ファーム(2013/カナダ=仏) | 母親からのゆがんだ溺愛と世間からの差別に、ドランはいつも大爆発している。彼の中の冷静さと抑圧からの脱却願望のアンバランスが見ているこちらを居心地悪くする。 | [投票] | |
それでもボクはやってない(2007/日) | 周防正行が刑事司法の不条理に鋭く切り込んだ傑作。そして「何もしないからちょっと休んでいこう」と、「本当のことを言えば出してやる」は同じだということだ。 | [投票] | |
悪童日記(2013/独=ハンガリー) | またしても大人の都合で振り回されてしまった子供。「魔女」対「メス犬」によって強くならざるを得なかった双子を主役に据えてはいるものの、母娘の強さと弱さ、自立の物語。そして、男どものなんとザマの悪いことか。 | [投票] | |
アバウト・シュミット(2002/米) | 一人になってじっくり自分を見つめるとわかってくる映画。昔でいうところの「笑いとペーソス」、しかしそんなもんじゃない、生きてきた自分、残してきた自分を再確認する映画。悲しく爽やかだ。 | [投票] | |
ロング・トレイル!(2015/米) | 自分探しのビルと自墜落のカッツのでこぼこコンビ。時にホロリとさせ、人生歩いてみようぜ、水に流すことだってできるさという重すぎないノリが良い。 [review] | [投票] | |
疑惑のチャンピオン(2015/英) | ドーピングと、長年に渡る組織ぐるみの隠ぺい。そのきっかけと固執のワケが弱い。ベン・フォスターの捨て犬の目が良いだけに惜しい。 [review] | [投票] | |
ニュースの真相(2015/豪=米) | 実際の事件の知名度は日本では今ひとつだが、ケイト・ブランシェットの存在で引っ張った。政治とジャーナリズムのジレンマを描くが、この事件の「今さら」感をやや感じる。作品をじっくり味わう人にはおすすめ。 [review] | [投票] | |
レナードの朝(1990/米) | 病気や障害を持つ人を描く作品は、オーバーだったりお涙モノだったりして食傷気味だけれど、本作は、ロビン・ウィリアムズ のコミュ障ぶりを並列することで、誰もが自分という存在に悩んでいることを表していて救われる。カウフマン医師の存在が意外と大きいのも良い。 | [投票] | |
エンド・オブ・ホワイトハウス(2013/米) | キチガイのように弾丸が飛び交い、はちゃめちゃだが、イーストウッドでもチャニング・テイタムでもないからこそジェラルド・バトラーというキャストでひっぱっている。 [review] | [投票] | |
アンダーカヴァー(2007/米) | 家族と仲間の間で苦悩するホアキン・フェニックスがよい。雨のシーンや終盤がヘボいことで逆にリアルさが出ていた。 | [投票] | |
セント・オブ・ウーマン 夢の香り(1992/米) | 心を閉ざした心身が不自由な人が主人公の作品は評価が難しいが、そんなことより、江戸っ子のやせがまん的アル・パチーノの圧倒的な魅力にダウン。 [review] | [投票] |