オノエルさんのコメント: 投票数順
忍ぶ川(1972/日) | 死語のようなメロドラマにもかかわらず異様な映画的説得力。ありえない!って言い切れなくなりました…。その源は、弛緩した70年代にNo!を唱える熊井啓の執念か、はたまた栗原小巻の天性か。 | [投票] | |
秋津温泉(1962/日) | 期待しすぎたか?様式を守らないのは吉田喜重の嫌いな部分で、音楽がうるさいしカメラが甘い。「木綿のような女」という形容あたりは、好きな部分です。 | [投票] | |
メメント(2000/米) | アイデアは無比だが、映画的インパクトは低い。混乱へと観客は向かい、明晰へと「記憶」は向かうが、明晰の果てのラスト?が、混乱によって薄められてしまうのが惜しい。 | [投票] | |
甘い生活(1960/伊=仏) | 端正かつユーモアに満ちた映画なのに、じっくり骨にこたえるような痛みを味わう。主人公の痛みでありフェリーニの痛みであるその疼痛を、私たちは追体験するのだ。 | [投票] | |
望郷(1937/仏) | なんか茫洋としていて「ヤクザ映画3本立ての、おまけみたいな聞いたことない作品」みたいだ。ジャン・ギャバンは良いけどね。 | [投票] | |
多羅尾伴内・十三の魔王(1958/日) | すごいものを見てしまった。芦屋雁之助が正義の味方を演じて七変化するとおもいねえ。だいたい合ってる。 | [投票] | |
アモーレス・ペロス(2000/メキシコ) | 共感できることと感動できることの間には何の関連もない。 [review] | [投票] | |
セブン(1995/米) | 殺しのギミックよりもむしろ、犯人のキャラクター。過剰な知性・正気・平安。完全な狂気。完全に逸脱しつつ彼の心に悪はないのかもしれない。そこが心底恐ろしい。 | [投票] | |
神の道化師、フランチェスコ(1950/伊) | 常識をひっくりかえし、命をなげだし、いっけん狂人としか見えない修道士たちのふるまいが、きわめてラディカルに「愛」を説得する。無茶するなあ。かっこいいけど。 | [投票] | |
わらの男(1958/伊) | 悲惨を子供のカワイさで押し切るってのは、ありふれたわれわれの人生と同じさね…。 | [投票] | |
痴人の愛(1967/日) | マザコンVS三白眼。愛情なのかなんなのか、妄執でお互いにぐちゃぐちゃ。いやー楽しいネ! | [投票] | |
素晴らしき放浪者(1932/仏) | こんな軽快な映画も撮れることが、かえってルノワールの偉大さかと思う。 | [投票] | |
「エロ事師たち」より 人類学入門(1966/日) | ロングショットが、70年代のイマヘイとはちがったクールネス。覗きともいうが。これはこれで好き。 | [投票] | |
ピストルオペラ(2001/日) | 前作は大和屋竺の奇想が爆発した、発想優先・安部公房的な前衛だった。願わくばと今作にもそれを期待したが…。 | [投票] | |
大菩薩峠(1957/日) | スターウォーズのようだ! 大河内傳次郎がヨーダね。第二部も楽しみ! | [投票] | |
ゴースト・ドッグ(1999/独=米=仏) | 日本かぶれのサムライおたくのくせに、和モノと比しても遜色ない、よりストイック/ラディカルなサムライであるという面白さ。勘違いってすばらしい。 | [投票] | |
天空の城ラピュタ(1986/日) | 15年後の俺も楽しめた。見方が変わっていて驚いた。 [review] | [投票] | |
すべてが狂ってる(1960/日) | マザコン男が指しゃぶって地団太踏む映画。モラトリアムのダメっぷりを堪能しました。 | [投票] | |
ワイルド・ゼロ(1999/日) | ギターウルフはばっちりロッケンローだった。バカでもいいんだよ本気なんだから。 | [投票] | |
BROTHER(2000/日=英) | 音楽がミスマッチ。見る気なくした。見たかったのに。どうしてくれる久石。 | [投票] |