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神の道化師、フランチェスコ (1950/)

Francesco Giullare Di Dio

[Drama]
製作アンジェロ・リッツォーリ
監督ロベルト・ロッセリーニ
脚本フェデリコ・フェリーニ
撮影オテッロ・マルテッリ
美術ビルジリオ・マルキ
音楽レンツォ・ロッセリーニ / エンリコ・ブオンドンノ
出演ナザリオ・ジェラルディ修道士 / アルド・ファブリーツィ / アラベラ・ルメートル
あらすじ清貧を説くことを教皇に許されたフランチェスコを中心とする信者たち13名は、アッシジのサンタ・マリア・デッリアンジェリの丘に帰って来た―どしゃ降りの雨の中を。途中ベルナルドが問う「神に愛されたのが、何故フランチェスコだったのでしょう?」本人が答える「最も卑しく最も下賤な罪びとだったからですよ。」丘の小屋に着くと、中はロバとロバ引きに占拠されていた。「出て行け」と追い出される彼ら。去って行きながらフランチェスコが言う「私は歓びを感じている。何故なら人の役に立ったのだから。」雨にけぶる道の上・・・行くあてもなく彼らは佇む。(更に続く) [more] (KEI)[投票]
Comments
全12 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5聖人が聖人である所以を、キリスト教圏外の人間にもわかるように示してくれた偉大な映画。一点の曇りもないあるがままのユーモア、哀しみ。全てが等身大ゆえに美しいとしか言いようがない。 [review] (くたー)[投票(3)]
★5これは奇跡の映画であり、映画の奇跡だ。実は予想外だったのだが、ほゞフランチェスコの奇跡(聖痕など)が描かれているわけでもないのにそう思う(小鳥が集まってくるレベルの描写はあるが)。 [review] (ゑぎ)[投票]
★5数ある挿話はあまりにあまりで・・・、現代人の感覚からすると苦笑を禁じ得ないものも多いが、<ライ病者に会う>のみはとてもシリアスだ。 [review] (KEI)[投票]
★5画面の隅々までが澄み渡り輝いている。 [review] (minoru)[投票]
★5大好きなフランチェスコもの、というのを差し引いても(知る限りの)ロッセリーニ映画の中では一番好き。美、美、美。そして美。 (tredair)[投票]
★4光がさした時の、穏やかだけれど確かな眩しさ。 [review] (なつめ)[投票(3)]
★4愛すべき若者たちの映画。だから、これはあるいは青春映画だ。こんなに愉快で幸せな青春映画はそうない。彼らは各々の布教地を決めるために目を回して倒れるまでぐるぐると回る。この幸福な回転運動が「映画」だ。そしてなかなか目を回さない爺さん! それを見守るみんなの笑顔! (3819695)[投票(2)]
★4神の教えを世俗に於いて如何に実践するかを高踏的な命題としてではなく愚昧なやり方でもとにかく前へ進もうということであり、修道士たちの失敗に対してフランチェスコは全肯定。民の無理解や横暴も全受容。その尊さをロッセリーニは記しておきたかった。 (けにろん)[投票]
★4道化師というタイトルそのもの、おどけ者、変わり者に見える主人公。でも、信者でもないのに実際にポルチウンクラを訪ねた際にグッと感極まったのは、この映画のせい。サンタ・キアラとの会食、ハンセン病者との出会い、布教のための別れ、はとても美しい挿話。 [review] (動物園のクマ)[投票]
★4常識をひっくりかえし、命をなげだし、いっけん狂人としか見えない修道士たちのふるまいが、きわめてラディカルに「愛」を説得する。無茶するなあ。かっこいいけど。 (オノエル)[投票]
★3雨。小鳥の囀りと野の花。フランチェスコの穏やかな表情と純朴な修道士たち。そして人間縄跳びには爆笑。 (熱田海之)[投票]
★1気絶しそうなほど退屈。たとえフランチェスコに興味があったとしてもこの点数は変わらんなあ。もしくはフランチェスコの研究用に見たとしてもこの点数は変わらん。 (24)[投票]
Ratings
5点9人*********
4点10人**********
3点1人*
2点0人
1点2人**
22人平均 ★4.1(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
四方田犬彦が選ぶ、「世界映画史の113本」 (バーボンボンバー)[投票(18)]特集上映を待ちわびる監督たち 1 (くたー)[投票(10)]
<極私的POV>実は見た目と違うんです (くたー)[投票(4)]
Links
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