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シーチキンさんのコメント: 投票数順

★4それでも夜は明ける(2013/米)淡々と描かれている、19世紀アメリカ南部での奴隷制の姿は胸をえぐる。この無残な実態の上に、「一人の権利は全員の権利」、「万人は平等」ということが社会の原則としてつくられてきた事を忘れてはならない。[投票]
★3大怪獣バラン(1958/日)1958年製作だから56年も前でさすがに古めかしいが、伊福部昭のサントラが懐かしい。怪獣モノの原型ともいうべき展開で、ひねりもなくただただ暴れるだけという、ある意味では純粋な怪獣映画。 [review][投票]
★3未来世紀ブラジル(1985/英=米)はちゃめちゃでどことなくユーモラスなダークファンタジーにも見えるが、不気味な統制社会を描いて、フィリップ・K・ディックの小説にも似た感じもする。そういう意味ではSFといっても言いのだろうなあ。[投票]
★2緯度0大作戦(1969/日=米)本作はソフト化されていないためか、特撮・怪獣特集でよくかかり3回目の劇場観賞だが、正直そんなに面白いとは思えない。今回、目をひいたのは冒頭の海底火山爆発の、濛々として深みのある煙の迫力と、マリクのふてぶてしいほどの悪役ぶりであった。[投票]
★3エンダーのゲーム(2013/米)いかにもSFらしい小道具やら美術やらはそれなりに満足できる。ただあまりに端折りすぎてて、肝心の世界観が今ひとつわからないまま物語だけがサクサク進んでいって、クライマックスの盛り上がりが弱いような。 [review][投票]
★3スーサイド・ショップ(2012/仏=ベルギー=カナダ)明るいミュージカル調のブラックジョーク、というギャップはそれなりに面白い。姉の造形などさすがルコントという才気を感じさせ悪い映画ではないが、やや退屈でもある。 [review][投票]
★1サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド(2012/英)久々に見た、ひでぇ映画。ユーモアの欠片も感じることができなかった。これだったら普通にホラー映画にした方がはるかにマシ。唯一、良かったのは最後のシーンの舞台となったリブルヘッド陸橋とその周囲の荒野の風景だけ。[投票]
★2モンサントの不自然な食べもの(2008/仏=カナダ=独)非常に興味深い内容ではあるのだが、問いかけをして、それをネットで検索して該当する人物にインタビュー、取材をするという本作の手法では、わざわざ映画にする必要はないと思う。きちんとしたルポルタージュなり書物にした方が良い。[投票]
★4ラッキーナンバー7(2006/米)見た目以上に、熱くて渋い、男たちのハードボイルド。渋い役者がそろう中でブルース・ウィリスはもうけものという感じもあるが、それも含めてジーンとくるものがある。[投票]
★4ゼロ・グラビティ(2013/米)これだけシンプルな話を映画に仕上げたというのはちょっと凄い。それに作用反作用の法則とか慣性の法則とか表面張力とか、ちょっとした物理法則の見せ方も工夫されていて楽しい。思い出したようなユーモアも味があってよい。[投票]
★3天使の処刑人 バイオレット&デイジー(2011/米)これはあまり深読みせずに、もうそのまますべて受けとめて、可憐な少女たちのきゃっきゃうふふで、いい話、と思って見るのが正しいのではないか。ぶっ飛びすぎてて、考え出すとよくわからなくなるなあ。[投票]
★4危険なプロット(2012/仏)下世話な覗き見趣味を満足させる、魅惑的で刺激的な映画ではある。それにラストシーンのカットはなんとも洒落ていて、見終わった後に「さすがはフランス映画」という心地よさを残す。 [review][投票]
★4悪の法則(2013/米)リドリー・スコット版『アウトレイジ』みたいな感じ。しかしこちらの方がはるかに洗練されていて、おまけにいろいろと怖い想像をさせる分、凄みがありドスがきいてる。 [review][投票]
★542 世界を変えた男(2013/米)ただただ野球が好きだ、野球がしたい、この単純な思いが複雑な世界を経て、単純なままではあっても、一段と強く、大きく、豊かな力になる。その過程を描いた映画だと思う。 [review][投票]
★2グランド・イリュージョン(2013/米=仏)女優さんらはいずれも魅力的で、アクションシーンも悪くなく、退屈な映画ではない。だが、やたらと風呂敷ばかり大きくし過ぎで、その分、がっかり感が凄まじい。 [review][投票]
★3人類資金(2013/日)森山未來は色々こなして大健闘と言ってよい。佐藤浩市は悪く言えばマンネリだが、良く言えば安定していて、まあ安心できる。そう悪くもないが、全体として看板倒れの観は否めない。[投票]
★4地獄でなぜ悪い(2013/日)愛のむきだし』以上にくどくて暑苦しい上に、まじめにコメントするのがバカらしくなるような荒唐無稽さ。ではあるが、ここまでやりたいこと、いいたいことをやりつくされては、それはそれで清々しい。 [review][投票]
★5サイド・エフェクト(2013/米)鮮やかに二転三転するミステリーとして楽しめた。ジュード・ロウをはじめ、ルーニー・マーラのホントに男心をそそる佇まいといい、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの貫禄といい、役者の好演も光る。 [review][投票]
★4日本の悲劇(2013/日)徹頭徹尾、題名通りの映画。ドラマチックでもなく、感動的でもない。ある意味、他人事のように眺めざるえない、まさにそんな悲劇だ。BGMをいっさい排し、生活雑音だけで撮られた演出は、生々しく異様な気配がただよう。その思い切った度胸は敬服に値する。[投票]
★4許されざる者(2013/日)狂乱の殺陣、紅蓮の炎と濛々たる黒煙。この二つだけでも見た甲斐があった。オリジナルとは明らかに異なる凄みと、生きることの苦しさが、本作にはある。 [review][投票]