★5 | なぜかそういう批評にお目にかかったことがないのだが、この会社残酷物語に、軍国主義に対する成瀬の抵抗を読んでもよいだろう。「正直ってのは、一番気持ちのいいものだ」 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★3 | もう成瀬だろうと誰だろうとどうでもよいと思えてくる。芳紀17歳の高峰秀子の輝くばかりの愛らしさをスクリーンで見ることができる喜びこそ映画の至福だ。
[review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | 主演の高峰評「ソーダ水みたいな映画」。ほんとにそのとおり、高原のそよ風のような、清らかで涼しげな作品。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★4 | 煙草の置き場所ひとつにも明らかな成瀬の洒落たセンス。白いシャツ、ベルトに挿んだハンカチ、下駄履きでゆく畦道。戦前のある種の映画のモダンさ・明るさにはいつも驚かされる。 (淑) | [投票(1)] |
★5 | 高峰秀子の登場シーンは後ろ姿、まだ幼さの残る顔のショットに先立って、擦れた言い回しの声(「だって、口癖になってんのよ」)を聞かせるところなど、子役ではなく職業女優としての成瀬の期待が伺える。 [review] (shiono) | [投票(2)] |
★4 | なんてことない人々のなんてことない日常を、ユーモアも交えて活き活きと描く。大らかで楽しい映画。 [review] (太陽と戦慄) | [投票] |
★2 | 子役時代の高峰主演。成瀬との初共演作。藤本真澄第二回製作作品。諸々の理由で上映機会の多い作品だが、どうも過剰な評価を受けている感がある。だって大して笑えないし、東健のカメラもやたら素人臭いじゃん。 (町田) | [投票] |
★4 | 氷ラムネ、素足の下駄、浴衣姿、避暑地旅館の縁側、団扇の風。夏風俗が鮮やかな作品。田舎道を走るバスから撮った甲州の景観も滑走感にあふれ実に伸びやか。ストーリーのたあいなさが本作品の貴重な価値で、戦中の観客にとってオアシスのような映画だったろう。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 高峰秀子は戦後の名女優の印象が強いわけですが、秀子の車掌さんのデコちゃんはまだ十七歳。健気な役柄が可愛い。 (コンタ) | [投票] |
★4 | この小品に対する評価は、ひとえに高峰秀子のファンであるかどうかで決まるであろう。[ラピュタ阿佐ヶ谷] (Yasu) | [投票] |