[コメント] 下妻物語(2004/日)
「自分が楽しいことが一番」、と桃子に同感な私は、実はイチゴのようなコがある日ズカズカ自分の中に土足で入ってくるのを心待ちにしているのかも…、と思いました。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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でも、イチゴがそこへやってきたのは、桃子という存在の本質をかぎ分けたからであって、友に見出されるということは、それなりに資格があってのことだ、という点を描いているのがいい。それがないと、自分が好きで一人っきりでいるのに、待っていれば都合よく友達が現われるよ、みたいな甘い願望を満たす気持ちわるい話になったでしょう。異なった存在が、ある点で結合し、一体となって花開いていく様は、化学反応のような神秘の美しさ。友達の出会いというのはそういったもんだ、と実感させてくれます。
余談ですが、メジャー野球なんかでは、すべての選手に戦略・モチベーションがすみずみまで浸透し、共有できているような一体感をもったチームをさして「ケミストリー」というそうです(最近ネットの記事で読んだ)。ミュージシャンの人たちの名前もそういう意味だったんですね…。
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