[コメント] スパイダーマン2(2004/米)
只強いだけのヒーローじゃあ無い。
町の人達、誰にでも誰の中にでも在るヒーロー魂に火を灯させるヒーロースパイダーマン。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この映画ヒーロー映画として最高だった。 何故なら、只強いだけのヒーロースパイダーマンがいると言うだけでなく、 一般庶民誰でもヒーローであろう、弱者を守ろうと言う想いさえあれば、誰でもヒーローになれると気付かせてくれるから。
電車を止めて力尽きて「まだ、ほんの子供じゃないか」と言われ人々に守られるシーン。 他の皆が主人公が「まだ、ほんの子供の一弱者」である事に気付く。 今まで強いヒーローとだけ思われていたスパイダーマンが実は一弱者である事を他の人が知り、それを全員で守ろうと言う各々みんなのヒーロー魂に火が灯る。
このシーンに思わず見ていて感動する。 何故なら、ヒーローはその能力だけが規定するモノでは無いと思わせてくれるから。 つまり何か大事なモノを守ろうとした時に、誰の胸にもヒーロは宿るのだと思えた。 しかも、その人の心にヒーロー魂を思い起こさせたヒーローが、日常ではもうホント愚図でドン臭くて、好きな人の婚約会見でさえ自分で写真を撮らなければならない様なダメで優しいだけのピーターだからこそ、思わず見ていて涙ぐむ。
ラスト、蜘蛛の巣の上で愛を語るスパイダーマン。 奇妙な場所で愛を語るヒーローって言うのはたくさん見たけど、 愛を語る場で蜘蛛の様に這ってヒロインに近づき愛を語るヒーローってのははじめて見たよ。 そんな姿にまでピーターらしいなと思えて尚良く思えた。
かなりマイッタ面白かった。
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