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[コメント] 市子(2023/日)
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★3出生の謎に至りでかくなる話に青春活劇が立ちはだかり、情報開示の偶然依存を許容するべく筋の進捗を押しとどめる。その展開の伸縮は計算ではなく泥縄に近く、魔性なのか薄幸なのか、互いに相容れない訴求の根拠の狭間で男たちは翻弄される。 [review] (disjunctive)[投票(3)]
★3昨今流行りの時制往還ぶつ切り映画の典型。不親切に過ぎる。逃げずに、プロットの順次開示で面白くする方法を考えてほしい。しかし、こうした大瑕疵に関係なく杉咲花のノーメイクの存在感の生々しさは素晴らしい。宿命を全身から立ちのぼらせる。 (ジェリー)[投票]
★5地獄選手権 [review] (週一本)[投票]
★5私なんかは鑑賞後の余韻とか凄まじかったが、人によっては市子の言動にしっくり来てない方もいるのだろう。ただ、いずれにしても目を背けていけないのは、根本にある問題なはず。 [review] (deenity)[投票]
★5「私とは何か」という永遠の謎を解くために哲学はあるとも言われるが、それを堂々と真正面から映画でやってのけた骨太の傑作であります。 [review] (セント)[投票(3)]
★33年も付き合って「あまりお互いの事話さなかったんです」ってあり得んだろ。しかも求婚しちゃうし、君のヒーローになるんだという奴も現れ不思議ちゃん好き展開に。時系列で色々と納得してくれ光線を発してたが、更なる、まあ不可思議ちゃんで終わった。場面は終始夏なのに心寒い映画でもあった。好きだけど。 (クワドラAS)[投票]
★4砂の器』的に時制を往還しつつシステムから弾かれた者の居た堪れなさに寄り添う一方『ゴーンガール』のように失踪の果てからやさぐれ本性が立ち現れる。ともにコクある描写だが両者の接合点は見えない。印象的なのは取り巻く女たちの目力と確立された自我。 (けにろん)[投票(1)]
★4社会と実在と自我。例えば社会から疎外されてしまった者でも自我を持ったカタチ(姿)としてとりあえず社会に実在できる。だが、あなたは実存しないとされてしまった者のカタチ(姿)は社会から消失してしまい、存在したいという自我の欲望だけが実在することになる。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3海。潮騒。青空。歩く足。黒い服。鼻歌のメロディは童謡の「にじ」。女性−杉咲花の顎のアップ。汗。後ろ姿のロングショット。このシーンの場所は白浜近辺(和歌山県)か。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★4この監督・撮影コンビの『13月の女の子』(2020)というインディー映画をなぜかオレは劇場で観ており、しょうもない話だったと記憶している。今作はケタ外れに力のある映画。三日会わざれば刮目して見よ、ですね。 [review] (ペンクロフ)[投票(2)]