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[コメント] 米(1957/日)
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★5本当に哀しい映画。どん百姓というと、望月優子の顔が浮かぶ。朝から晩まで働いても金は貯まらず、貧すりゃあ鈍するのたとえの如く、何故か出て行くばかり。腹が立ってもどうしようもない。若者の恋の明るさが、貧困の陰影をさらに際立たせる。 (KEI)[投票]
★5本作はともかく撮影がいい。『』の現代版が目指されたらしく、この志に恥じない内田吐夢ばりの重厚さがある。舟を淡々と漕ぎ続ける中村雅子の佇まいがとても印象深い。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★3今じゃ水質汚濁とブラックバスで揺れる日本2位の湖も、昔は漁船が多かったんだね。字幕なしでは相当きつい、訛りありまくりスペシャルだが茨城県南地域の人は必見!? 土浦行くべや (氷野晴郎)[投票]
★3足下の生活文化に胡座をかきながら、その貴重さ・尊さに気づかない、時代を先取りした映画と言える。のかも。 [review] (G31)[投票(1)]
★2「これだけは勘弁して」と網の没収を拒む望月優子の貧乏臭さがたまらない。 (kenichi)[投票]
★3東映ロゴが「荒磯に波」じゃないのは内容との重複を避けたためだろうか。劇的で大味な展開と写実的な漁村描写の両輪は、これがたぶん今井節なのだろうが、残念ながら俺の好みではなかった。 (町田)[投票]
★4不幸話を笑い飛ばしてしまう根性がまだ芽吹かない、不毛で荒れて疲れ果てた体を支えに一所懸命に生きる人間の生活営みの描写が心に染みいる。不幸の連鎖の中にも人間としての方向性を必死に確保する人々の顔が活き活きとしていたのを見逃すことはまずできない。 [review] (ジャイアント白田)[投票(2)]
★4時代の節。大らかに自然の中で営まれていた農業や漁業が、有無を言わさぬ時代の波に洗われる。苦悩がじわじわと地方の人々の生活を侵食する。これは現代化を迎えるための悲劇だったのか宿命だったのか・・・振り返ると、そこに節目が出来ている。 (ぽんしゅう)[投票]
★4我が邦にも地面に足をつけて撮ろうとする人間ドラマがある。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(2)]