僕は、カラックスの映画が大好きだ。バクバクするようなあの胸がしめつけられる、人を恋してしまった時のあの苦しい感覚、それを映画でヴァッと体験させてくれる。

この映画もそう、映画を観ているうちにミシェルに恋をしている気持ちにさせてくれる。そしてどんどん胸が苦しくなる。しかし、僕ならこの恋はきっと叶わない。僕はアレックス程大胆で、激しい愛の表現は出来ない。せいぜい片思い程度だろう（一番苦しい（笑））しかしアレックスは違う、たとえ危ない橋をわたってでも強引に突き進むその行動、熱意に胸が苦しくなる。

後半、待ち合わせの時間で来た時のミシェルはホントに天使のような美しさだった、おもわずウットリ。そしてエンディング・・・一時はどうなるかと思ったが、だって前の2作がアレだもん、助けてあげてよカラックス！って感じだったが、フゥ・・感動しました。アレックスとミシェルの満面な笑顔、素敵でした。二人がむずばれて本当に、本当に良かった。