[コメント] 緑の光線(1986/仏)
ラストシーンでの、場内にただよう緊張感が忘れられない。
「見えた?」「見えた?」と密やかに広がるひそひそ声をちっともわずらわしく感じなかった。
あの瞬間、スクリーンの中の登場人物と私たち(観客)は、完全に同じ目線(と言うか、もはや幸福になりたいという同じ目的そのもの)で海を凝視していたのだと思う。
気持ちワルイと言えば気持ちワルイけど、それでもやはり、それは稀有で貴重で素晴らしい映画体験だった。
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