オードリーの発する‘気品’に支えられた作品ですね。実際の王室の方々以上に、貴族的な気高さを感じさせる。けっして美人という訳じゃないのにね(『ファニーフェイス』という名の映画に出てたくらいだ）。何故だろう？　バレエをやっていたせいで背筋がピンとしているから？　広いひたいが知性を感じさせるから？　大きな目が・・・。まあいいや。

私は行ったことないから知らなかったんだけど、Godzilla氏によればスペイン階段でのジェラートは禁止されているんだって？。勉強になるなあ。ても実際はみんなやってるって？　凄い影響力ですねえ。しかしさすがにスクーターに乗って一方通行を逆走する奴らはいないですか？どお？

ちなみに(って、みんな知ってるか)、真実の口のシーンはペックのアドリブなんだって。だからオードリーはあんなリアルなリアクションを示したんだってさ。ほんとの恋人同士みたいだね。

現実の話として考えると(そんな必要はまったくありませんが）、あそこで話が終われば確かに綺麗なんだけど、絶対この後ドロドロとした関係が続くはず、と思っちゃいますね。この映画だからいいんですけど。

古典的名画としての地位が確立したこの手の作品は、たまには劇場でかけてほしいッス。

90／100(01/01/03)