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[コメント] 隣の八重ちゃん(1934/日)
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★4日常的光景のようでもあり、そうでないようでもある。こんなに仲の良い近所付き合いが、当たり前であろうか。世話じみた口調(これがじつにうまい)で語られるも、会話内容は、時にぶっとぶ。この光景を一皮めくると途方もないアヴァンギャルドが飛び出しそうな不穏な気配。その不穏を体現するのが岡田嘉子。家庭に棲むヴァンプというカテゴリーが稀有だ。 (ジェリー)[投票(1)]
★3何とも明朗な作品だが、その中で暗い陰の存在を負っているのは、姉京子だろう。しかし映画は、どうも彼女を切り捨てている。‘出戻り’なんて所詮その程度さと言っている―登場させながら、フタをしている―様に思える。もう1つ違和感があるのは、あの時代の事。 [review] (KEI)[投票(3)]
★3女学生二人が屈託なく着替えを始める。カット変わってひとり隣室のむさ苦しい男子大学生。漏れ聞こえてくるのはキャッキャ・キャッキャのオッパイ談議。期せずしての盗み聞き。トーキー初期の客には共犯意識をくすぐる最高のちょいエロサービスだったのでしょう。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★4カメラは縦横無尽。自由闊達。家屋の外から垣根越しで屋内を映した移動が数回。部屋の中でも小刻みな前進後退移動をし、的確な構図を維持する。座敷に座っている飯田蝶子を俯瞰で撮ったカットが唐突に挿入されて驚かされたりする。或いは、 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3現代トーキーのはしりにして、女子高生がいきなり乳比べを始めるとはたまげた。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4次に何が起きるのかという、観客へ気を持たせる技巧が上手く、たいそうな事件は何も起きない平凡な日常生活を、ハラハラと見守ることにる。 [review] (G31)[投票]
★4戦前にここまで描けるのは凄いことだと思います。 (RED DANCER)[投票]
★4垣根を軽やかに越えての、二家族が織り成すアンサンブルが楽しい。でも、列車や雷など、音のアンサンブルはちょっとやり過ぎ。ただでさえセリフが聞き取りにくいのに。 [review] (くたー)[投票(1)]
★3メインの四人は古風な顔だから老けてるし、不細工に見える。他愛のない話だが、とってもほのぼのしてて、ほほえましいホームドラマ。['04.10.10京都文化博物館] (直人)[投票]
★5現代でも通用する話に、女の子同士の下ネタを堂々と出したり、カラッとした男女交際を描いてみせたり、このモダンさはまさに奇跡的![三百人劇場] (Yasu)[投票(1)]
★4古いホームドラマ。こういう日常生活は、最近の日本からはほとんど消滅してしまったようだが。 (丹下左膳)[投票]