以下映画の内容とは関係なく、『アメリ』のネタバレがあるかも。

小学校に入学した頃、キン肉マンを尊敬していた。

小遣いは全てキン肉マングッズに。算数の時間は超人パワーの計算を。掃除の時間は黒板にミート君を、友人にキャメルクラッチを。体育の時間は「６の反対は９だ」と叫びながらダブルドリブルを。

が、小学校も中学年になると、徐々にキン肉マンは小さくなっていった。

小３の頃、近所で馬づらの友達とミミズや地蜘蛛を掘りあさって遊んでいたとき（←北関東男子にはメジャーな遊び）、お気に入りだったキン消し（田舎のガチャガチャで売ってたフィギュアみたいなやつ）を箱詰めして埋め、10年後掘り起こそうということになった。ロビンマスクを埋めた。

ぼくは、その後中学・高校と海外に引っ越してしまったので、それっきりだ。当然ながら覚えてもいなかったし。一緒に埋めた友達もまさか10年後に掘り起こしたとは思えない。

２００１年夏、『アメリ』を観た。思い出した。

今後、10年後、20年後、50年後、もし、万が一、あのロビンマスクと再会するようなことがあれば、号泣してしまう気はする。なんとなく。

この映画は正直内容を覚えていない。でも覚えてたとしても採点はしないだろうな。