いじめられっ子でもいじめっ子でもなく、比較的穏やかな環境にいた私ですが、確かにこんな感じの空気でした。自分でも理解できないやりきれなさ。焦燥感。

いかに自分が１４歳の頃のキモチを未消化のままでいたかを気付かされてものすごく驚いたし、それ以上にそんな自分に対して不安になった。もうちょっと客観的になれると思ってたんですがね。まだ癒えていない傷跡をグリグリやられた感じ。

よくよく考えてみるとイマイチはっきりしないストーリーなんだけど、それを自分の体験で埋めながら観ていたので全然気にならなかった。と言うか、むしろそれで自分も映画の中の世界に入ってしまい、まるでクラスの一員になったような気分を味わってしまった。

妙に薄っぺらい感じ、こっぱずかしい感じ（まるで自分の文集を読まれたみたいな）、的なものも含めてまさしく「14歳のリアル」だなと思った。