地下鉄ごーごーごー！！！う、あの階段！！あ、あのお寺行ったことあるゥ！ひゃあ、あそこの橋、渡ったわ！！！くくくー、あの銅像パフォーマンスに1フランあげたっけー！！！ なんて、これが、映画館じゃなかったら、あれこれ指差しては、歓声を上げてたんじゃないかと冷や冷やする。もう。 すでにオバタリアン的兆候が顕著であるともいえ、はて、「火のないところに煙が．．．」なんて、フランス人も言うのかしら、後で、しらべなくっちゃ。など、など、など．．．。 楽しかったー。

およそ他人と係わり合いになるということは、自分の行為に対する反応が、じかに自分に向けられ、よろこびを知り、時には心を痛め、それによって相手の痛いことも知るっていう、学習目標でもあり、練習でもあります。 正体不明ないかさま天使や、謎の怪傑ゾロ的自慰行為じゃだめなんです。 アメリがいろいろ想像しちゃうの分かります。私だって今でも同じですから。

一歩踏み出すのが怖いのは、痛いことのほうが多いってことを十分予感しているからよね。 いや、そういうもんなんですから。でも、ヒトってわりと平気なんです。それに、期待するほど楽しくもありません。 だけど、頑張る値打ちはありますって言ってあげたい。 てなわけで、彼氏になるアンタ、なるべくしないほうがいい事柄は、知ってたら、アメリに教えてあげて頂戴よ。

サントラ、猛烈お気に入りです。